そこが知りたい情報チャンネル

このブログは、自分にとって参考になったことや活用できると思った記事をUPしていきます。

大前研一ニュースの視点

世界株式市場/中国自動車輸出/中国半導体大手/ウエアラブル端末

▼世界株式市場 ダブルバガー、半導体が主導

日経新聞は先月29日、
「株価1年で2倍以上のダブルバガー、半導体が主導」
と題する記事を掲載しました。

2023年の世界の株式市場でダブルバガーが112社となり、
前年比3倍に拡大しました。

ダブルバガー、1年で株価が2倍以上というやつですね。

「22年末から1年で株価が大きく伸びた主な企業」を見ると
日本は少ないんですけども、
大日本スクリーン(SCREENホールディングス)ですね、
そういうのがありますけども、インド、こういうのはありますね。

それから半導体関連、IT、それから台湾系とか、そういうところですね。

それから経済が開いたコロナ後ということで、
ロイヤルカリビアンとかそういうクルーズシップなんかも戻ってますけども。

日本のゼンショーホールディングス、
おめでとうございますということですね。

だから、このようにして経済再開に基づくものを除いても、
インドとかIT関係で台湾とかアメリカですね、半導体は台湾とアメリカ、
日本もディスコとかSCREENホールディングスが入ってますけど、
こういうことで、すごいパワーを持った成長を示したところがあるという、
このリストを見ると、やっぱり台湾勢が強いなと思いますね。

 

 

▼中国自動車輸出 2023年1-11月輸出台数411万2000台

中国汽車工業会の統計によりますと、
2023年1月から11月の中国の自動車輸出台数は
前年同期比58%増加の441万2000台でした。

日本の399万台を上回ったほか、年間でも初めて世界首位となる見通しで、
ロシアやメキシコへの輸出が拡大したほか、
EVが全体をけん引したということです。

ただ、これは注意しなきゃいけないのは、
日本の自動車メーカーは世界中で生産してますんで、
輸出というそういうとこ、アメリカなんかも400万台近いものを
アメリカで造ってますんで、そういう意味では中国とこういう形で
比較するにはちょっと適切ではないと思いますが。

でも、いずれにしてもEV関係の輸出というのが非常に増えて、
日本はその部分っていうのは遅れてるんで、
このようなことでもって反転されてしまったとこういうことですね。

 

 

▼中国半導体大手 星宸科技(シグマスター)のIPO申請を承認

中国証券監督管理委員会が先月27日、中国の半導体大手星宸科技
(シグマスター・テクノロジーの上場申請を承認しました。

シグマスターは監視カメラ向けの半導体の世界シェア首位で、
上場時の株式時価総額は300億元、およそ6000億円超となる見通しです。

これが問題の監視カメラですよね。

これを共産党のほうに飛ばしていくという、
そういうことで世界シェア1位のところで上場するっていうのは、
それはそれでおめでたい話なんですけども。

こういうところが、中国の会社ですから、共産党のほうにデータを飛ばす、
ここのところを確実にしておかないと。

つまりIPOの資料の中にそういう点がちゃんと
うたわれてるのかどうかということですけど、
多分、うたわれてはいないと思うけども、
やってることは間違いないと思いますね。

これが世界シェア1位というそういう状況です。

 

 

▼ウエアラブル端末 シンガポールファンドから数億円調達

中国のスタートアップ、玖智科技(Jiuzhi Tech)が
シンガポールのバーテックス・ベンチャーズなどから数千万元、
およそ数億円を調達したことが分かりました。

同社は心拍数や体温のほか、睡眠の質や運動量、
心理的ストレスなどを測定できるウエアラブル端末を開発しており、
クラウドファンディングでも50日間で累計120万ドル、
およそ1億7100万円を集めたということです。

なかなかいいなと思うのは、こんな感じで小さいんですね。

私はこれとは違う方式のやつを使っていたんですけども、
ディスコンになっちゃってもう作ってないんですよ。

これはやはりデザインとしては非常にいい。

それから今Apple Watchで同じようなことをやるんですけども、
これはちょっとでかくて、うるさ過ぎるということで、
これ自身が本当に、心拍、体温、睡眠の質何とかっていうと、
じゃあApple Watchと同じことやってくれるじゃないのと。

これで見る限りは水の中でも平気ですよね。

Apple Watchも水の中平気って言ってるけど、
何となくこれを付けてお風呂に入るっていうのは嫌だなと思うんですよね。

だからやはりこういうようなものは出てくるっていうのは
非常にありがたいというふうに思うんで、

ぜひ、これですね、玖智科技ですか、
頑張ってもらいたいというふうに思います。

 

-大前研一ニュースの視点