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週末だけのグローバル投資コラム

米国の分断と世界の混乱 (71)NATO強硬姿勢で鉄のカーテンまっしぐら。中国も同時に牽制、同盟国含め制裁36社。

ほぼ同じ内容の動画はこちら ↓↓↓

2022年07月01日23:18
投資戦略動画(公開用)20220701(36分) NATO強硬姿勢で鉄のカーテンまっしぐら。
中国も同時に牽制、同盟国含め制裁36社。米民主、必死の「トランプ叩き」も効果ナシ。
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51282193.html

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【公開用アップデート概略】
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1. NATO強硬姿勢で鉄のカーテンまっしぐら

2. 中国も同時に牽制。同盟国含め制裁36社。

3. 米民主、必死の「トランプ叩き」も効果ナシ

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関連リンク
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2022年6月30日5:55 午前1日前更新
NATO、ロを「直接の脅威」と明記 新戦略概念で中国にも初言及
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-idJPKBN2OA21D

ロシアは報復警告、飛び地への物資輸送をEUが阻止−プーチン氏側近
2022年6月22日 3:33 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-21/RDU4NBT0AFB401

2022年6月30日7:30 午前1日前更新
ロシア、ノルウェーに報復警告 「北極圏の集落に物資運べず」
https://jp.reuters.com/article/idJPL6N2YG0DJ?il=0

岸田首相、NATOとの大幅な関係強化を模索−首脳会議に初参加
2022年6月30日 3:31 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-29/RE911BT1UM0W01?srnd=cojp-v2

「サハリン2無償譲渡を」 ロシア大統領令
日本勢排除も
2022年7月1日 14:30
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO62227990R00C22A7MM0000/

2022年6月29日7:28 午前
米政府、ロシア軍支援の中国企業5社を禁輸対象に追加
https://jp.reuters.com/article/usa-commerce-russia-idJPKBN2O924Y

JUNE 29, 2022
Negative Views of China Tied to Critical Views of Its Policies on Human Rights
https://www.pewresearch.org/global/2022/06/29/negative-views-of-china-tied-to-critical-views-of-its-policies-on-human-rights/

Germany Pushes for G-7 Reversal on Fossil Fuels in Climate Blow
Europe faces energy fallout from Russia’s war in Ukraine
Pledge to end public financing of such fuels came recently
2022年6月25日 17:20 JSTUpdated on2022年6月26日 1:12 JST
https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-06-25/germany-pushes-for-g-7-reversal-on-fossil-fuels-in-climate-blow#xj4y7vzkg

政府、2件の石炭火力支援中止 バングラとインドネシア
2022年6月22日 18:28 (2022年6月22日 22:23更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2294Y0S2A620C2000000/

2022年6月27日9:09 午前4日前更新
EU5カ国、ガソリン車の販売禁止5年延長要請 40年までに
https://jp.reuters.com/article/climate-change-eu-autos-idJPKBN2O8005

G7声明草稿、日本が修正提案 ゼロエミッション車の普及目標
2022年6月27日18時44分
https://www.asahi.com/international/reuters/CRWKBN2O80K2.html

武装把握も暴徒を扇動 トランプ氏、警備解除指示─米下院公聴会
2022年06月29日08時04分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022062900310&g=int

トランプ氏、議会乗り込み図る 襲撃当日、ハンドル握ろうと警護隊ともみ合い
2022/6/29 08:28
https://www.sankei.com/article/20220629-5C6ANK556ZMSRMKUQRZYRTD3VA/

@JackPosobiec
The Beast driver is separated from the passengers for security
https://twitter.com/JackPosobiec/status/1541852843518345216

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【1. NATO強硬姿勢で鉄のカーテンまっしぐら】

NATO首脳会議ではフィンランド・スウェーデンを加盟国として招待し、
ロシアを「直接の脅威」と明記。

ウクライナが戦闘状態なので、
もし両国が加盟すれば東西の緩衝地帯はほとんどなくなってしまいます。

つまりこれは、冷戦時代の欧州に存在した
「鉄のカーテン」が復活するということなのです。

その兆候はすでに現れています。

リトアニアは制裁を理由にロシアの飛び地、
カリーニングラードへの物資輸送を止めました。

それに対してロシアは「報復する」と警告しています。

またノルウェー領のスヴァルバル諸島に対しても、
ロシア人居住区への物資輸送が妨げられていると報復を仄めかしています。

これまでユルユルだったことが許されなくなり、
小さな火種が大戦争に発展しかねません。

ロシアにしてみればリトアニアやノルウェーなど
取るに足りない相手と思いうかもしれません。

しかし彼らはNATO加盟国です。

もしロシアが襲ってきたら、米国を含む他のNATO諸国を巻き込んだ大戦争になります。

しかも今回は両陣営とも、核を持ち合っているのです。

一方、太平洋側では日本もNATO首脳会議に積極参加。

その報復としてロシア側は
「サハリン2の権益を無償譲渡する」大統領令にサインしました。

これによって三井物産や三菱商事は権益を失ってしまうかもしれません。

これは冷戦時代に何度も繰り返されてきた光景です。

ほとんどの場合は米国の都合で日本の権益を捨てることになりましたが、
今回は制裁を始めたのは日本という違いがあります。

世界各地で、相当荒っぽい形で急速に再ブロック化が進んでいます。

【2. 中国も同時に牽制。同盟国含め制裁36社。】

NATOの声明では「中国が深刻な挑戦を突き付けている」とも指摘。

これは今までと違い、
「米ロ対立で中国が漁夫の利を得ることは許さない」という姿勢でしょう。

オバマ時代とはずいぶん変わったものだと思います。

そして米商務省はロシアを支援した中国企業5社に制裁を加えました。

驚いたのは、
英国やリトアニアなどNATO同盟国を含む31社も禁輸対象に追加したこと。

これは「同盟国であっても抜け駆けは許さない」という強い姿勢の表れです。

当然、同じことを日本企業にも要求されると思います。

中国に対する西側の姿勢が厳しくなった背景には、対中感情の悪化があります。

日本は直接的に脅されていたため、
08年からずっと「対中感情が良くない」が8-9割を占めていました。

欧米諸国もジリジリとその比率が上がってきていましたが、
コロナをきっかけにその比率が5-8割に急上昇。

まあこれは、ようやく西側諸国が「いろいろ知るようになった」からだと思います。

【3. 米民主、必死の「トランプ叩き」も効果ナシ】

米国でも「内戦」が続いています。

米民主党は1月6日議会乱入事件について公聴会を開きテレビで放映したようです。

しかし米国民の興味はいまひとつ。

CBS調査「今取り組むべき10の問題」のうちでも重要度
「高い マイナス 低い」が唯一マイナスで、最下位にランクされています。

日本のモリカケ桜と似たような状態かもしれません。

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Expectations negative as views of economy, finances worsen ? CBS News poll
BY ANTHONY SALVANTO, FRED BACKUS, JENNIFER DE PINTO, KABIR KHANNA
JUNE 26, 2022 / 10:30 AM / CBS NEWS
https://www.cbsnews.com/news/economy-personal-finances-opinion-poll-2022-06-26/
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7. 国が取り組むべき課題として、それぞれどの程度の優先順位で取り組むべきでしょうか。

優先度
高-低 高い 中間 低い 課題

79% 82% 15% 3% インフレ
78% 80% 18% 2% 経済
50% 58% 34% 8% 犯罪
37% 57% 23% 20% 銃規制
29% 45% 38% 16% 移民
20% 38% 44% 18% ウクライナ
19% 42% 35% 23% 中絶
12% 37% 38% 25% コロナ
4% 38% 27% 34% 気候変動
-7% 33% 27% 40% 1月6日
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そこで発覚したのは、すでに数週間前に「物騒な計画がある」
とメールで警告されていたこと。

しかしペロシ下院議長や議会がそれを無視して、逆に警備を緩めたそうです。

ところが6月26日、
それらを証言した当事者のひとりマイケル・ステンガー上院衛視長が急死。

すると米民主党はサプライズ公聴会を開催すると宣言。

メドウズ前大統領首席補佐官のスタッフ、ハチンソン氏はそこで

「トランプ前大統領は一部の支持者が銃などで武装していることを
把握しながら警備の緩和を指示した」

「みずから専用車を運転し、議事堂に向かおうとしていた」

「阻止しようとする大統領警護隊(シークレットサービス)から
力ずくでハンドルを奪おうとし、激しく揉みあった」

などと証言しました。

このことは大きく報道されたので、知っている人も多いと思います。

当時の様子を夜中までライブで見ていた私には、それらの証言は全く事実無根に思えます。

おそらく民主党側が警備責任を問われそうになったので、
「当事者がたまたまお亡くなり」になったタイミングで「なすりつけ」に出たのでしょう。

トランプ側からも、シークレットサービスや運転手など2名が否定しました。

そもそも大統領専用車は運転席と後部座席はガラスで仕切られており、
ハンドルを奪って運転できるとは思えないのです。

しかしそのような反論を、マスメディアが伝えることはないでしょう。

米民主党は「嘘がバレてしまい、それを責められないよう、
次々に別の嘘をつき続ける状態」。

中間選挙の負けは確定で引退者が続出していますが、
その代わり「トランプ復活」だけは阻止したい模様です。

選挙管理委員会にカネや人を送り込めなかった代わりに、別の作戦を考えています。

日本も選挙が近くなり

「民主党時代は良かったのに、安倍政権がすべてをダメにした」

などの書き込み増えました。

当時を知る人なら鼻で笑うような「嘘」や「なすりつけ」でも、
知らない人は信じてしまうかもしれません。

しかし日本メディアの米国報道はずっと、その状態にあります。

だからずっと、嘘をつき続けるしかないのです。

(終)

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2022年07月01日23:18
投資戦略動画(公開用)20220701(36分) NATO強硬姿勢で鉄のカーテンまっしぐら。中国も同時に牽制、同盟国含め制裁36社。米民主、必死の「トランプ叩き」も効果ナシ。
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51282193.html

2022年06月27日16:38
ロジテックM.2 SSDケースを使ったデータ移行
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51282135.html

2022年06月25日08:00
【週末だけのグローバル投資】米国の分断と世界の混乱 (70)抜け穴だらけの対ロ制裁。独伊蘭、石炭火力発電を加速。
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51282109.html

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