「マーケティング」差別化
2019/01/26
今日は、マーケティングの一つ、
差別化について。
皆さん、こんな疑問を持たれた経験はありませんか?
『どこにでもあるお店なのに、
なぜあの店は顧客が途絶えないのか?』
『利便性が良くない場所なのに、
あのお店が繁盛してる理由って?』
不思議なもので、どこにでもあるお店なのに
なぜか顧客が絶えないお店、なぜか売上数が良いお店
というのが存在します。
その成功要因は、他との『差別化』。
成功しているお店は、必ずと言って良いほど
他社にはない【際立った特徴】を持っています。
今回は、この『差別化』についてお話したいと思います。
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■ どこにでもあるコンビニで「差別化」
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全国どこにでもあるお店、「コンビニ」。
現在、コンビニエンスストアの軒数は、
5万店舗を超えています。
どこに行っても同じように思われるこのコンビニでも、
最近では差別化を図ろうと、どの会社も様々な試みをしています。
例えば・・・
以前、ファミリーマートとドラッグストア「薬ヒグチ」
を展開するヒグチ産業が提携し、ドラッグストアを併設した
「ファミリーマート+薬ヒグチ淡路町店」が開業しました。
皆さんも今までコンビニ内で薬が販売されているのを
見かけたことがあるかと思います。
コンビニは2009年の薬事法改正を機に、
ドラッグストアと組んで薬品販売を始める店舗が出てきました。
当時、ドラッグストアとコンビニが併設された
お店はまだまだ珍しく、他との大きな差別化に繋がりました。
差別化を図った例は、これだけではありません。
ドラッグストアではなくHMVと併設されたコンビニや、
ナチュラルローソンや100円ローソンなどなど様々な店舗で
「取扱商品」や「価格」などの差別化が図られているのです。
では、なぜ他とは違う特徴、差別化が必要なのか分かりますか。
アメリカのトップマーケティングコンサルタントである
ジェイ・エイブラハムは、このように説明しています。
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「あなたなら、ただそこにあるだけで、ユニークな特徴や、
特別な価格や品揃えは何もなく、特に素晴らしくもないサービスを
提供する企業をひいきにしたいと思うだろうか?
それとも全国一の品揃えを誇る企業をひいきにするだろうか?(中略)
競合が提供していない、大規模でユニーク、かつ魅力的な約束を
提供することで、大きな販売優位性が得られることを忘れてはいけない。」
『エイブラハム・マーケティング・バイブル1』(Mr.X著)引用
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「品揃え」や「価格」、「取扱商品」の他にも、
「サービス」や「利便性」など差別化が図れるポイントは沢山あります。
あなたのお店は、他社と比べてどのような特徴がありますか?
今後どのようにして差別化を図りますか?
どんな業種、どんなお店でも、必ず他とは違う特徴、
差別化できる特徴をつくることが出来るはずです。
どうせならトコトン突き抜けた特徴をつくり、
「どこにでもあるけれど圧倒的な売上を誇るお店」を
作って頂けたら幸いです。
また、
▼「自分の業種は他とは差が付きにくいんだよなぁ…」
▼「チェーン店なのに、どうやって差を付けたら良いんだよ」
▼「例えば技術面とか、外から差が見えにくい部分に
自信がある場合は、どうすれば良い?」
といった疑問や感想が浮かんできた方。
どんな変わった会社であっても、どこにでもあるお店であっても
「特徴が出せない」「他社と差が出ない」という事はないので、
一度、知恵を絞ってみて下さい。