米中通商協議のゆくえ (4)成す術がない中国と北朝鮮
2019/03/28
本シリーズの最初に
「習近平氏と会談する/しないをエサにすれば、
さらに3ヶ月ぐらいは稼げるでしょう。」
と書いた通りの展開となりました。
トランプ大統領と習近平氏の会談は、今月は行われないそうです。
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トランプ大統領と習国家主席は今月会談せず
Bloomberg 2019年3月15日 5:40 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-14/PODIR96KLVRE01?
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一方、北朝鮮も非核化交渉を中断すると宣言。
「米国は黄金のチャンスを無にした」と責任転嫁し、
「だから核開発を続けるのだ」と因果関係を逆転させています。
まさに中華流交渉術の面目躍如といったところでしょう。
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北が非核化交渉中断を警告 近く正恩氏が声明発表
産経新聞 2019.3.15 16:42
https://www.sankei.com/world/news/190315/wor1903150032-n1.html
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中国は最初から、海洋進出やスパイ活動をやめる気はありません。
北朝鮮は最初から、核を捨てる気はありません。
交渉に応じるふりをして、
相手に期待を持たせながら時間稼ぎをしているのです。
何十年もそれで騙してきたので、
今回もそれが通用すると考えているのでしょう。
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しかし最近は、騙される人が減ってきました。
マスメディアが悪意たっぷりに反トランプ運動をしても、
冷ややかに見られています。
世論調査では「トランプ大統領は弾劾されるべき」は約35%、
「されるべきではない」が約60%。
日本の安倍おろしも奏功せず、野党はモリカケ問題を蒸し返すだけ。
「時間稼ぎをしてシンパに暴れさせる」戦略が見透かされているのです。
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中国も北朝鮮も、「そんなことをしている場合か」と思います。
今のところ金融市場は落ち着いていますが、
ベンチャーや中小企業の資金調達が厳しくなっているからです。
いったん信用収縮が始まれば、際限なく広がって行きそうな情勢です。
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しかしよく考てみると、米国から譲歩を引き出せないのであれば
時間を稼ぐ以外に方法がないのかもしれません。
独裁国家には交渉や妥協というプロセスが存在しないからです。
国内でさんざん粛清を繰り返して来たため、
少しでも弱腰なところを見せたら自分のクビが飛びます。
彼ら自身も成す術がないまま、運命の坂を転げて行くのでしょう。
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