「マーケティング」売上を上げるには既成概念に囚われ過ぎてはいけない一つの理由
ここ数日、暑さを感じる日が続いております。
暑いのが大の苦手な私は、
先日、あまりの暑さに耐えきれず、
朝早くに目が覚めてしまいました。
二度寝しようにも、暑くて眠る事もままならず、
うちわで扇ぎながら、しばらくテレビを見ていますと、
『 騎士竜戦隊リュウソウジャー 』
という、ヒーロー特撮ものの番組が始まりました。
このドラマは、1975年からテレビ朝日系列で放映されている、
スーパー戦隊シリーズの30分ドラマです。
シリーズの代表作に、『秘密戦隊ゴレンジャー』や、
『鳥人戦隊ジェットマン』などがあります。
実は私、幼少の頃、特撮ものの番組が
非常に好きだったという事もありまして、
その時、ついつい童心に帰って、その番組を見てしまいました。
その番組を見ていて、1つ思いだした事があるので、
ご紹介させて頂きます。
もちろん、ビジネスに関連する話ですので、
是非とも最後までお読み下さい。
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経営者はヒーローでは無い/ルールを破る経営が勝利する理由
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特撮の番組には、毎回必ずといっていい程挿入される
同じようなシーンがあります。
登場人物がヒーローに変身した後、敵の怪人を前に、
ヒーロー5人が名乗りを上げ、決めポーズをするシーンです。
例を出しますと・・・・
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怪人:「貴様達、一体何者だっ!」
赤:「アカレンジャー !」
青:「アオレンジャー !」
黄:「キレンジャー!」
桃:「モモレンジャー!」
緑:「ミドレンジャー!」
5人:「5人そろって、ゴレンジャー!」
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といった一連の流れ。
この名乗りとポージングの間、約20秒。
リアルタイムで特撮番組を見ていた小学生当時、
私が、子供ながら思っていた事があります。
「ヒーロー、スキだらけじゃん」
「ヒーロー達が決めポーズを決めている間に
不意打ちをすれば、怪人は簡単に勝つ事が出来るじゃないか」と、
当時真剣に思っていました。
しかし、大人になった今だからわかる事。
そこには「ヒーロー特撮におけるルール」とも言える、
いわゆる、【暗黙のルール】が存在している訳です。
怪人にとって、ヒーローが名乗りを上げている間に攻撃する事は、
番組的にタブーなのです。
少年から青年になる頃にそれを理解し始め、
大人となった今では、ヒーロー達の時間がかかるポージングに対し、
何の疑問も感じなくなりました。
つまり、ヒーロー特撮の【既成概念に囚われてしまった】という訳です。
実は、これと同じような事が、ビジネスにも当てはまります。
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1つの経営に長く携わっていますと、
必然的に「暗黙のルール」とも言える、
業界的な常識、つまり、既成概念に従うようになります。
何故ならば、既成概念は、
意思決定上で役に立ちますし、
物事を考える時間を減らす事が出来るため、
ビジネスのパフォーマンスが向上する、
と思われがちだからです。
しかし、既成概念に頼りすぎていますと、
自分自身が既成概念にとらわれている事すらも
忘れてしまう状態になります。
この状態こそが、ジェイ・エイブラハムの言う、
「トンネル・ビジョン」に他なりません。
業界のルールに囚われず、ルールを破る事。
トンネル・ビジョンを抜け出し、
オープンな視野、『ファネル・ビジョン』を持つ事こそが、
飛躍的なビジネスを展開する上での秘訣です。
あなたがもし、前述した特撮番組の怪人であるとしたら、
ヒーロー達の名乗りやポージングが終わるまで
攻撃するのを待つ必要など無いのです。
ちなみに、『ファネル・ビジョン』によって
生み出された商品やサービスは、世界中に、
数えきれないほど存在します。
例えば、ジェイの著書「ハイパワー・マーケティング」を参考にしますと、
・アイスクリームが発明されたのは、
紀元前2000年ですが、
人間がアイスクリームコーンを考え出したのは、
それから3900年も後の話。
・パンは紀元前2600年にすでに焼かれており、
人間はそのはるか以前から肉を食べていたにも関わらず、
人間が初めてこの二つを合体させてハンバーガーを作ったのは、
それから4300年も後の事。
・近代的な水洗トイレが作られたのは1775年ですが、
その82年後の1857年になってやっと、
トイレットペーパーが考え出されたのです。
これらの発明は、
既成概念の範疇にとらわれた発想のままでは、
到底、実現し得ません。
もし、あなたが、今以上の高みを目指したいのでしたら、
業界の枠から抜け出した、広い視野が必要になってきます。
『ファネル・ビジョン』を身に付けた時に、
きっと、あなたにも、ご自身の身の回りが
数多くのヒントに満ち溢れてる事に気付いて頂ける事と思います。
そのヒントに気付かずにビジネスを展開する事は、
穴の空いた財布を利用し続け、
お金を垂れ流しにするようなものです。
ファネル・ビジョンを身につけるために、
業界の枠にとらわれない様、
意識してビジネスを展開して頂けたらと思います。
<参考までに>
ジェイの著書「ハイパワー・マーケティング」
https://amzn.to/2vxTuql