「マーケティング」競合すらも味方につける方法の一つ
2019/03/28
日本のマーケットは、既に飽和状態に近づいています。
エアコン、冷蔵庫やパソコンなどは、ほとんどの家庭に普及し、
何も持っていない人を探す方が難しくなってきました。
もしも、これまで以上に売上げや利益を上げようと思ったら、
競合他社から顧客を奪うか、全く新しい客層を掘り起こすしかありません。
しかし、競合の顧客も奪わず、
新規の顧客も掘り起こさず、
隠れた資産を簡単にキャッシュに変えた事例があります。
とあるアメリカの自動車ディーラーの事例です。
一か月に100万円の広告をかけて、
顧客を集める自動車ディーラー。
来店した100人の顧客のうち、
5人しか車を購入しませんでした。
そこで、彼に、ジェイ・エイブラハムは提案しました。
「あなたの会社から車を買わなかった顧客を、
競合に紹介してみたらどうだろう?
そして、一人を紹介するごとに、幾分かのコミッションをもらうのだ。」
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たとえ100人のうち5人しかあなたの店で車を買わないとしても、
別の20人ほどは、真剣に車を買おうと考えている事でしょう。
これまでは、キャッシュに繋がる事の無かったこの20人、
「あなたの店では買わない顧客達」を、
競合に紹介する事で、これまで発生する事の無かった
隠れた資産を見つけ出したのです。
このように、協力関係を結び、お互いにとって有益となる提携を結ぶ事。
これが、俗に言う「ジョイント・ベンチャー」です。
何か新しい事業を始めるですとか、
新しい企画を立ち上げるなどという必要はございません。
あなたのビジネスの中にも、この事例の様に、
「隠れた資産」が埋もれているのではないでしょうか。
一度振り返って考えて頂けたらいいかもしれません。
・ジェイ・エイブラハム参考本