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週末だけのグローバル投資コラム

米国の分断と世界の混乱 (68)ウクライナ、まさか勝てないパターンか?

2022/07/02

ほぼ同じ内容の動画はこちら ↓↓↓

2022年06月10日18:29
投資戦略動画(公開用)20220610 ウクライナ、まさか勝てないパターンか?(22分)
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51281948.html

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【公開用アップデート概略】
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1. ウクライナ、まさか勝てないパターンか?

2. 米国の軍事支援は必ずしもうまく行ってない

3. やはり反米諸国の動きが活発化

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関連リンク
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ウクライナ戦況
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=1B1PLMhbHmG1aJ2-QNxHY1TksI6HlNhqF&ll=48.24856259411546%2C36.59722096652738&z=7

2022年6月9日8:25 午前
ロシア軍、要衝セベロドネツクの大部分掌握 ウクライナ軍の抵抗及ばず
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-idJPKBN2NP28K

Updated May 31, 2022 at 2:36 pm ET
Ukraine’s Parliament Dismisses Human-Rights Chief
https://www.wsj.com/livecoverage/russia-ukraine-latest-news-2022-05-31/card/ukraine-s-parliament-dismisses-human-rights-chief-1kQWT7i0GHXyeqh6spRe

ロシア軍から解放の女性捕虜、「拷問を受けていた」 ウクライナ当局者
2022.04.06 Wed posted at 11:41 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35185918.html

2022年4月7日12:47 午前
首都近郊のホストメルで400人超が行方不明=ウクライナ人権監察官
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-ombudswoman-idJPKCN2LY1N8

2022年4月6日3:31 午前
ブチャの集団墓地、最大300人の遺体埋葬か=ウクライナ人権監察官
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-bucha-casualties-idJPKCN2LX1YG

2021年08月21日08:00
【週末だけのグローバル投資】米国の分断と世界の混乱 (29)バイデン外交は「劣化オバマ外交」。ボーナスステージを喜ぶ反米国家
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51277830.html

2022年6月9日8:00 午後
イラン、監視カメラ27台撤去 核合意再建に致命的打撃も=IAEA
https://jp.reuters.com/article/idJPKBN2NQ0UD

2022/06/08 13:00
「国のために戦いますか?」日本人の「はい」率は世界最低13%…50歳以上の国防意識ガタ落ちの意外な理由
他国はリーマンショック後の世界金融危機直後に「国防意識」上昇
本川 裕
https://president.jp/articles/-/58391

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【1. ウクライナ、まさか勝てないパターンか?】

ウクライナとロシアの間で激戦が繰り広げられています。

私としてはまだ「ロシアが急に兵を引く」がメインシナリオと考えます。

なぜならロシアには継戦能力がないはずだからです。

しかしウクライナも順調ではありません。

ヘルソンを奪還できず、ルガンスク州セベロドネツクで苦戦が続いているとのこと。

6月に入って西側からの支援が続々届いているはずなのに、とても不思議です。

この「苦戦」はロシア・ウクライナともにプロパガンダを流す理由があるので、
本当のことはわかりません。

先週も書きましたが、ウクライナ議会が人権擁護局長デニソワ氏を解任しました。

これはイヤな予感がします。

というのもその理由が

「証拠のない『不自然な方法による性犯罪』や『子どものレイプ』告発」だったからです。

彼女はブチャ虐殺など数多くの「ロシアによる戦争犯罪」を報告していましたので、
それらがウソだったと考えられるのです。

このような「戦時プロパガンダ」はバレないか、バレたとしてもずっと後になります。

しかしまだ戦闘中にバレて解任されたということは、
米英のプロパガンダが通用しなくなってきた可能性があります。

一般論として、「戦争は大きな利権」になります。

今回の場合、西側諸国はロシアに勝たせるわけには行かきません。

だからウクライナを巨額の支援をします。

米国だけで6兆円の支援が、ウクライナに入ってくるのです。

ウクライナ側としては、支援が増えるようアピールしたいことでしょう。

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- 非人道的な被害を受けた
- 戦いでは優勢である
- 無駄にはならないので支援してください。
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しかし「このままなら勝つだろう」と思われてしまうと、支援が減ってしまいます。

だからときどき「支援をケチると負けてしまいますよ」と、
脅す必要があるのかもしれません。

今のウクライナを見ていると、どうしてもそのように疑ってしまうのです。

どの国にも、祖国が負けそうになっても着服や横領をやめない人々がいます。

それは程度問題で、オランダ独立戦争時にも敵のスペインに武器を売って
利益を得ようとするオランダ商人たちが居ました。

しかしオランダはそのような文化のせいで、海洋覇権を英国に奪われました。

その意味では米国の支援を受けてナチスを撃退し、
戦後に米国と対抗したソ連はかなり真面目なのかもしれません。

【2. 米国の軍事支援は必ずしもうまく行ってない】

「米国による支援」は心強いですが、同時に危うさもあります。

というのも指導者たちは、戦わなくても豊かになれるからです。

他人のカネで簡単に裕福になってしまうと、腐敗して戦わなくなる可能性があります。

たとえば米国が支援したアフガニスタン共和国軍は、
兵士を水増し報告して給与を横領していました。

最新武器を横流ししたという噂もあり、
それが敵やテロリストの手に渡った可能性もあります。

米国人も真面目なので「そのことに気付くのが遅くなった」り、
あるいは「気付いていながら隠蔽に協力する」ことになります。

しかしアフガン共和国軍が実際に戦うと、想定された兵力や装備が存在しません。

だから米英が兵を出しているうちは持ちこたえられるのですが、
撤退すると総崩れになります。

その結果、タリバンがアフガニスタンを支配するようになったのです。

中国国民党が中国共産党に敗北したのも、
南ベトナム軍が北ベトナム軍に敗北したもの、同様の構図だったのかもしれません。

【3. やはり反米諸国の動きが活発化】

「バイデン外交は劣化オバマ外交である」と、2021年8月のメールに書きました。

反米国家にとってボーナスステージなのです。

だからロシアはウクライナに侵攻しました。

だから北朝鮮はミサイルを撃ちまくっています。

だからイランはIAEAの監視カメラを撤去して、核開発を再開するかもしれません。

「こいつはチョロい」と思われたら、子供ですら言うことを聞かなくなります。

世の中には「暴力で要求を通す人々」がいて、
それ以上の暴力でないと彼らは止められないのです。

「暴力だけじゃ世の中メチャクチャになるよ」と考えるのはカタギの人で、
警察に守ってもらうぐらいしかありません。

ある漫画に

「やはり暴力。暴力はすべてを解決する」

という有名なセリフが登場します。

国際社会に警察はいないので、最終的にはそうなってしまうのが現実と言えるでしょう。

軍事力のない国は一方的に支配されるだけで、交渉すらしてもらえません。

「軍事的に弱い国には人権がない」ので、
情勢に合わせて軍備を増強するしかないのです。

今の日本は平和主義の弊害が行き過ぎて、その現実に立ち戻りつつある気がします。

(終)

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2022年06月10日18:29
投資戦略動画(公開用)20220610 ウクライナ、まさか勝てないパターンか?(22分)
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51281948.html

2022年06月04日08:00
【週末だけのグローバル投資】米国の分断と世界の混乱 (67)言論弾圧はだいたい不正と表裏一体
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51281887.html

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