米国の分断と世界の混乱 (3)バイデン氏は香港・ウイグル・台湾の弾圧を容認
株式市場は引き続き好調です。
経済指標はまちまちですが、予想を上回っているためです。
米株は3日続落となりましたが、これはセクターローテーションによるもの。
株式市場から資金が逃げている気配はありません。
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少し注意したいのは、米国でゲームストップ株を巡る公聴会が行われたこと。
「ロビンフッドのアプリは本当に無料と言えるのか」
「顧客はその仕組み(取引情報を外部に流すこと)を理解しているのか」
と、痛い点をグリグリ突かれています。
仮にこのビジネスモデルが否定(あるいは制限)されるのであれば、
ロビンフッドなど新興証券の収益に打撃を与えるでしょう。
それは今年の大型IPOスケジュールが狂うことを意味しています。
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国際情勢では、バイデン氏がやはり中国の弾圧を容認しました。
中国が香港・ウイグル・台湾などで行っていることは
「文化的な違いであり、言うことはない」とCNNライブで発言しています。
それだけならまだしも、
少し前の「戦略的忍耐」「ひとつの中国」発言を見てもオバマ路線は明らか。
つまり「形だけ文句は言うけれども、そのまま容認する」ということです。
そのためにトランプ氏を引きずり降ろしたのだから当然と言えば当然です。
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一方で米国務省や米軍は、それに反する動きをしています。
しかしバイデン政権である限り、
トランプ時代に課された制裁はほぼ全部解除されるでしょう。
また台湾を見捨てるぐらいですから、尖閣も当然見捨てます。
歴史的に共産主義の米国(米民主党)は日本が邪魔なのです。
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そうなると、日本も自衛のために備えるしかありません。
さっそく海上保安庁長官は「尖閣での武器使用を排除しない」と発言しました。
すると中国側は「対話を」と言い出しました。
いつものように「これから起こることのすべての責任は日本側にある!」
と脅して来ないということは、中国内部もかなりゴタついているのでしょう。
危うい国際政治バランスの上で、しばらくは株高が続くと考えています。
(終)
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【週末だけのグローバル投資】米国の分断と世界の混乱 (2)パンドラの箱を開いた2度目の弾劾
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