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週末だけのグローバル投資コラム

米国の分断と世界の混乱 (26)一般人は「中国事業所を撤収するかどうか」の段階

日本が先週オリンピック4連休に入る前、会員さんには「中国の洪水や台風6・7号に注意してください」とお知らせしました。

すでに洪水被害が出ていた河南省鄭州市の京広路トンネルでは、片道3車線全長4kmのトンネルが渋滞したまま5分で水没。

「夜中にトレーラーで死体が運び出され、6,000人が死亡」との噂も流れました。

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私はその噂を聞いて「そんなに死ぬわけあるかいな」と思っていました。

しかし実際に動画を見るともの凄い勢いでトンネルに水が流れ込んでおり、脱出はかなり難しいと言わざるを得ません。

そこから生還した人のビデオを見ると、大惨事だったのではないかと思います。

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その災害を中国当局は「死者4人」と発表し、現場を警察が封鎖してしまいました。

これでは被害を隠そうとしているようにしか思えません。

そして中国側は、取材に来る外国人記者を妨害したり脅したりして報道を規制しました。

まるで1989年の六四天安門事件と同じです。

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去年の「2020中国大洪水」は、当局発表によると死者141名でした。

ところが今年はそれを上回る勢いで被害が出ています。

台風6号は予想通り上海に上陸し、ほぼ一週間かけてたっぷり雨を降らせながら北京・天津へと北上しました。

その被害はあまり報じられていません。

しかし京広路トンネルの扱いを見ると、実際の被害を隠しているのではないかと勘ぐってしまうのです。

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今週は、米国上場の中国株98社からなるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数が3営業日で約19%下落しました。

2月高値から見れば半値であり、実に91兆円が消失したことになります。

きっかけは、
中国が「資本に乗っ取られた教育産業見直し」のため学習塾事業を非営利化し外国からの投資や株式公開も禁止したこと。

またフードデリバリーサービスも規制しました。

中国は米国流の資本主義が自国に入ることを嫌っています。

損得勘定ではなくイデオロギーの話ですから、すぐにそれを撤回する可能性は極めて低いのです。

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おかげで中国株も急落しました。

27日までの3営業日で中国本土と香港の株式時価総額は、合計約1兆5000億ドル(約165兆円)失われたとのこと。

しかしこのことを弊社は2年近く前にすでに警告しています。

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【週末だけのグローバル投資】中国を米金融市場から締め出すか? (2)「インデックス投資が危険」という極めて例外的な局面
2019年10月12日07:30
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51264397.html
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もはや一般人や一般企業は「中国に投資するかどうか」ではなく、「事業所を撤収するかどうか」の段階

政府機関や商社など一部の人々を除き、さっさと撤収するべきと考えます。

(終)

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投資戦略動画(公開用)20210730
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51277459.html

【週末だけのグローバル投資】米国の分断と世界の混乱 (25)洪水と企業危機に苦しむ中国
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51277318.html

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