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週末だけのグローバル投資コラム

米国の分断と世界の混乱 (14)バイデン政権のワクチン知的財産放棄は徳政令と同じ

今月に入ってからグロース株が売られています。

特に夢と希望だけで買い上げられ、利益の裏付けがなかった「モメンタム株」が不調です。

その代わり今週は、ビットコイン以外の仮想通貨(オルトコイン)が爆上げしました。

これは投機マネーが、より「根拠の薄い投機」へと向かっているように思えます。

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私の感覚から言えば、仮想通貨はサブプライムよりも危険な投機です。

価格の根拠は「希少性」「上がるから」しかなく、投資家保護の仕組みも弱いからです。

そんなものに資金が集まるのは、大きなバブルを示す現象のひとつ。

ただし仮想通貨は価格操作がある程度可能と思われるため、
政治的・電力的要因以外では下げそうにないと考えます。

世界を見回すとそれよりも大きなリスクがありますので、
それらについては来週リリースの会員レポートで考察します。

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またバイデン政権のワクチン知的財産放棄は徳政令と同じ効果をもたらすでしょう。

つまり「一時的な人気取りと引き換えに、経済を破壊して恨みを買う」ということです。

おそらく米民主党のプログレッシブは喜ぶでしょうが、
それ以外の人々にとっては迷惑以外の何物でもありません。

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米国、WTOのワクチン特許保護除外を支持へ−USTR代表
2021年5月6日 5:51 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-05/QSNEC8DWRGG501?srnd=cojp-v2
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    代表がブルームバーグとのインタビューで語った
    米政府は「WTOでの権利放棄に賛成」とタイ氏

米政府は新型コロナウイルスワクチンについて、
知的財産権の保護を適用除外とする提案を支持する。

米通商代表部(USTR)のタイ代表が5日、インタビューで明らかにした。

富める国と貧しい国のワクチン格差が拡大する中、
世界的な供給を増やす取り組みに米国も加わる。

タイ氏は「世界貿易機関(WTO)での権利放棄に賛成であり、
権利放棄の提案者が達成しようとしていること、
つまりワクチンへのアクセス改善、製造能力の向上、接種の拡大に賛成だ」と述べた。

タイ氏によると、バイデン政権は今後、
権利放棄の文言を巡るWTOでの交渉に積極的に参加し、各国に支持を呼び掛ける方針。

事情に詳しい関係者1人は、同氏からバイデン大統領には4日に説明が行われたと語った。

このニュースを受け、
5日の米株市場では新型コロナウイルスを手掛ける製薬会社の株価が軒並み下落。

モデルナ株は一時9.7%安と、過去2カ月で最大の下落幅となった。

ファイザー株は一時2.6%安、ビオンテックの米国預託証券(ADR)は一時8.9%安。

ノババックスの株価は一時11%を超える下げを記録した。(略)
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ワクチン開発の成功率は6%。

リスクを取って開発に成功しても、その後に利益を得られないのではやっていられません。

それなら誰かに開発させておいて、後から特許料ナシで製造する方が得です。

今後は変異種や別の疫病が流行しても、製薬会社は開発したがらないでしょう。

すると誰も新薬を開発しなくなり、助かるはずの命が助からなくなってしまいます。

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また現在ワクチンを開発している日本などの後発組は、
これ以上研究する必要がなくなります。

せっかく投資したのに、研究を途中で潰されたということです。

また偽ワクチンが横行し、健康被害が拡がることも想定されます。

結局のところ誰も得をせず、一部の人々が自己満足するだけなのです。

これは「他人のものは俺のもの」と考える、左派政権が陥りがちな罠といえます。

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米民主党は、日本の民主党と同じ轍を踏もうとしています。

あちこちの支持者に良い顔をしようとして、あちこちから恨みを買ってしまうのです。

うまく政治ができないことがバレると、
次に彼らは「不満を言う人々を黙らせよう」とします。

これが「左派政権が独裁的になる」根本的な理由なのです。

高値更新を続ける米株とは裏腹に、米国が社会主義に向かっていることに注意が必要です。

(終)

 

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投資戦略動画(公開用)20210508
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パフォーマンス 2021年04月
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【週末だけのグローバル投資】米国の分断と世界の混乱 (13)各国で反中派と親中派の工作続く
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51275967.html

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