トランプ外交の転換点 (9)太陽政策で「核保有国」の仲間入りを狙う韓国
2019/01/28
米政府は29日、北朝鮮への金融制裁の対象として
中国の銀行1行・運輸会社1社・個人2名を加えました。
ムニューシン財務長官は
「われわれはこれら行動で決して中国を標的にしていない」
と発言しています。
しかし暗に
「抜け道作って支援してんじゃねえぞ！」
「中国が行動しないならこっちがやるぜ、そのとばっちりを食う覚悟があるんだな？」
という脅しも含んでいます。
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一方、韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領は
トランプ大統領との会談のため訪米しています。
友好的な雰囲気ではあるようですが、
問題解決へと進んでいる気配はありません。
北朝鮮への圧力をともに強めること。
THAAD（終末高高度防衛ミサイル）配備を急ぐこと。
米国としては、同盟国と足並みを揃えて
「北朝鮮に核を放棄させる」というミッションがあります。
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しかし文在寅大統領は、就任からダッシュで親北路線を突き進んでいます。
「平昌冬季五輪の南北共催」や
「南北経済協力の開城工業団地の再開」を提案したりなどです。
訪米直前には在韓米軍撤退につながる
「戦時統制権（の韓国への）返還」の調査に着手しました。
あまりの親北ぶりに、米記者から「国連制裁違反ではないか」
と指摘されています。
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実のところ「韓国民は北の核を脅威と思っていない」と考えると筋が通ります。
北にすり寄って援助すれば矛先は他国に向き、自分は安全になる。
それどころか「北と連邦を組めば韓国も核保有国となり、
大国の仲間入りができる」と狙っている節があるのです。
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これは突飛な議論ではなく、昔からある有力な説です。
日本を悪者にして米中から寵愛を得るという「コウモリ外交」をしながら、
北の核開発を支援しているわけです。
核を使って日本を脅せば、慰安婦合意を守らなくても済みます。
6月30日には「民間のものなので撤去できない」
と言い訳していた釜山の日本領事館前「慰安婦像」を
市の管理下に置く条例が成立しました。
慰安婦合意を守らないどころか、
ウィーン条約に違反した行為を市町村が後押しすることに決めたのです。
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核があれば合意や条約を守らなくても、日本は文句を言えません。
イヤがる日本から資金や技術を貢がせることができます。
スワップを締結させることもできます。
マスコミや教育を親北派に乗っ取られていることもありますが、
多くの韓国民が北との融合を望んでいるのでしょう。
そうでなければ、この局面で親北の文在寅氏を大統領に選ぶわけがないのです。
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北朝鮮の核を「差し迫った脅威」と認識し、対処を進める日米。
潜在的脅威と思いながらどうすることもできないので、
他の地域で侵略を続ける中国。
北を援助すれば攻撃されないと信じ、
あわよくば自分も「核保有国」の仲間入りをしたいと考える韓国。
いったい誰が現実を見誤っているのか、遠くないうちに結論が出るでしょう。
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