米国の分断と世界の混乱 (58)中国は米国の敵意をどこに向けさせるか
ほぼ同じ内容の動画はこちら ↓↓↓
2022年03月18日21:00
投資戦略動画(公開用)20220318(21分)
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51280877.html
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【公開用アップデート概略】
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1. ロシア軍の動き、ほぼ停止
2. 米国はいつも「将来の敵」を大きく育てる
3. 中国は米国の敵意をどこに向けさせるか
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関連リンク
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ウクライナ戦況マップ2
https://liveuamap.com/
ウクライナ戦況マップ3
https://twitter.com/TheStudyofWar
3月17日5:02 午後
ウクライナでロシア軍の動きがほぼ停止=英国防省情報当局
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-britain-intelligence-idJPKCN2LE0QL
「停滞」のロシア軍、食料不足など兵站上の課題に直面 英国防省
2022.03.18 Fri posted at 17:45 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35185101.html
ウクライナ難民300万人超 周辺国、受け入れ限界
2022年3月16日 2:00 (2022年3月16日 5:17更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA151V70V10C22A3000000/
「真珠湾攻撃や9.11を思い出して」ウクライナ大統領、米議会で演説
毎日新聞 2022/3/16 22:30(最終更新 3/17 01:38)
https://mainichi.jp/articles/20220316/k00/00m/030/385000c
ゼレンスキー氏、独を批判 経済一辺倒、「欧州に新たな壁」─議会演説
2022年03月17日19時18分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022031701257&g=int
プーチンの異常なウクライナ「執着」の源...1000年に及ぶ歴史から完全解説
2022年3月10日(木)21時06分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/03/post-98252.php
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【1. ロシア軍の動き、ほぼ停止】
ウクライナはロシア軍によってキエフを包囲されましたが、
各地で反撃を開始したようです。
実は数日前から「ロシア軍は特定の物資が足りない」という噂が流れていました。
18日金曜時点の報道では「食糧不足」と言われています。
おかげでロシア軍の動きが止まり、再編を何度か行っている様子でした。
地上軍が動けないためか、
ロシア軍は西部リヴィウなどを爆撃してポーランドからの輸送路を断とうとしています。
ウクライナからは難民300万人が流出。
うち6割にあたる200万人弱がポーランドに入ったそうです。
わずか3週間ほどの間にそれほどの人数が流れ込めば、
周辺国に大きな影響を与えるでしょう。
しかしウクライナは南部・東部で反撃を開始したようです。
特に注目されるのは「クリミアの水源ヘルソンを奪還できるかどうか」
だと私は考えます。
【2. 米国はいつも「将来の敵」を大きく育てる】
国際情勢を判断するうえで大事なのは「パワーバランス」です。
それに付随して「法則」や「一般的傾向」があります
米国は「敵を潰すため敵の敵を支援して、次の敵として育ててしまう」傾向があります。
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たとえば米国は第二次大戦で日本やドイツを潰すために、
ソ連を武器貸与法などで支援しました。
おかげでソ連は大きくなり、米国はそれを潰すために冷戦を戦いました。
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同じ時期には中国大陸で、国民党を支援しました。
しかしあれほど支援したのに、国民党はソ連共産党に支援された共産党に敗北。
つまり中国大陸まで、間接的にソ連に乗っ取られたわけです。
米国はさらにソ連に圧力をかけるために1970年代から中国共産党を支援し始めました。
おかげで中国は大きく育ち、今まさに米国と覇権を争っているのです。
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また米国は、ソ連のアフガン侵攻(1979)に対抗するためイスラム勢力を育てました。
CIAを通じて武器を供与したり、軍事訓練を施しました。
そのひとつがアル・カイーダなどの組織です。
彼らは各地でテロを繰り返し、9.11事件を起こしました。
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最近の出来事では、
米国はシリアのアサド政権へのいやがらせで反政府勢力を支援しました。
おかげでイスラム国が肥大化し、中東や欧州でテロの嵐が吹き荒れました。
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実は日本も無関係ではありません。
というのも中国大陸にあった英国の利権を守るため、
英国は日英同盟(1902)を結んで南下するロシアに対抗しました。
英米の支援がなければ、日本は日露戦争(1904)で勝利することはできなかったでしょう。
しかしそのために日本が「大きく育ち」、
第二次世界大戦では次のライバルとして米英と戦うことになるのです。
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このように、他国からの干渉は決してなくなることはありません。
支援したり支援されたりしながら、誰もが国益を追求しています。
その中で感情に振り回されることなく、
パワーバランスを見極めて立ち回ることが必要だと思います。
【3. 中国は米国の敵意をどこに向けさせるか】
さて現在、中国は米国から「次のターゲット」と目されています。
この状況は中国にとって、とてもマズイです。
中国の古典を読んでわかることは、
「自分では戦わず、敵同士を戦わせる」こと最上としていること。
天安門事件(1989)で欧米から制裁された中国は、
世論工作によって米国の矛先を日本に向けさせました。
クリントン民主党政権は中国に最恵国待遇を与える一方、
日本に対してはスーパー301条を発動して輸出企業を潰しにかかりました。
彼らが従軍慰安婦や南京大虐殺などプロパガンダを激化させたのも1990年代です。
中国は海外で日本の悪評を広める「宣伝戦・認知戦」を展開していたのです。
その間、中国は日本に対し友人のフリをして投資や技術を引き出しました。
経済面では日本を弱らせる一方、米国の軍事力をイスラムに向けさせました。
中国は自分でそれに便乗し、「テロリストだ」と言いながらウイグル弾圧を強化しました。
おそらく中国は今回も、その再現を狙って日本に接近するでしょう。
日本の政治家は「今回こそ」同じ手に乗らないよう、期待したいと思います。
(終)
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2022年03月18日21:00
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2022年03月13日11:00
【週末だけのグローバル投資】会員レポート2022年03月号リリース! 「ウクライナ侵略で再ブロック化が急加速」
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2022年03月12日08:00
【週末だけのグローバル投資】米国の分断と世界の混乱 (57)やはり軍備と情報で粘り強く戦うことが大事
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51280781.html
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