我が国の厚生労働省が年金資金の株直接運用を断念
2016/09/26
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「我が国の厚生労働省が年金資金の株直接運用を断念」です。
⇒その理由は……:
─デジタル化の本質。
それは窮極の「時間の整理」です。
─世界にあるものは全て、2つの要素に収斂します。
「時間」と「空間」です。
─これらを如何に整理し、効率的に活用するのか。
このことで全ての勝負がつくのです。
─とりわけ米欧の統治エリートが表向き進めているのが「時間の整理」です。
デジタル化によってすべてが高速で動き始めているのです。
─そのことについていけるかどうかがまず課題です。
より重大な課題は、「その向こう側にあるもの」を見出すことなのです。
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我が国の厚生労働省が年金資金の株直接運用を断念しました。
明らかに昨今の「株価崩落」が背景にあります。
「直接責任を取りたくない」という官僚制特有の論理がそこにはあります。
責任の連鎖が結局、何ものにも至らないというのが官僚制の本質なのです。
しかしマーケットでは違います。
白黒がはっきりとし過ぎるのです。
もっと言うならば、デジタル化によってそれは超高速化しています。
意思決定の遅さを旨とする官僚制はもっとも非適合的なのです。
その結果、何もしないことになります。
官僚制は決定を下さず、何も動こうとはしないのです。
ただひたすら時間だけが経って行きます。
問題の本質は一つたりとも解決されないまま、です。
その結果、何が起きるのか?
・・・我が国の官僚制に賢慮あるリーダーがいることを祈ります。