米欧貿易/米中貿易/米朝関係/韓国政府 ~欧州と米国の愚かな争い
・米欧貿易 EU輸入品への追加関税発動
・米中貿易 「部分合意」早くも温度差
・米朝関係 金正恩委員長が名指しで批判
・韓国政府 就任1ヶ月余りでチョ・グク法相辞任
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▼欧州と米国が愚かな争いをして、みっともない
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トランプ米政権は18日、航空機、チーズ、ワインなど
欧州連合(EU)各国からの輸入品、
年間75億ドル(約8100億円)相当に
最大25%を上乗せする追加関税を発動しました。
欧州エアバスへの補助金をめぐる米国と欧州の通商紛争で
WTOが米国による追加関税を承認したのを受けたものです。
これに対してEUも対抗措置に踏み切る構えを見せており、
今後両者の対立が激化する様相を見せています。
補助金をめぐるエアバスと
ボーイングの対立を受けたものです。
WTOは事実だと容認し、制裁を認めるとのことですが、
私には理解できません。
このようなばかげたことを欧州と米国が繰り広げるとは、
なんとみっともないことなのかと思います。
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▼中国とも北朝鮮とも、何一つ関係性を改善していないトランプ大統領
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日経新聞は16日、
『「部分合意」早くも温度差』と題する記事を掲載しました。
米中閣僚級協議で交わされた貿易交渉の部分合意を巡り、
早くも温度差が露呈していると紹介。
米国のトランプ大統領は
「中国とのディールは歴史上で最高」と主張する一方、
中国側は「実質的な進展があった」とするだけで
合意内容を報じておらず、
米国側が12月の関税引き上げを再びちらつかせるなど、
首脳会談に向けた神経戦が始まっているとしています。
トランプ大統領は「歴史上、最高」などと述べていますが、
私に言わせれば、そもそも米中貿易の「歴史」を
トランプ大統領はまともに把握すらしていないと感じます。
実際、今回においても記者が
「何を持って歴史上で最高なのか?」と聞いても、
回答は返ってこないでしょう。
今回、米国と中国が暫定合意した内容、
積み残した対立事項などを見ましたが、
とにかくわかりにくいと感じます。
中国が農産物の輸入を4~5兆円規模に
拡大するという点以外、詳細は不明ですし、
実効性がどの程度あるのかもわかりません。
トランプ大統領としては、
大統領選挙をにらんでいるのでしょう。
農民にお金をばらまくよりも、
こういう形で中国の輸入拡大で買ってもらうほうが
効果的だと考えているのだと思います。
しかし、この形では農民は
来年の計画を立てづらいですし、
それほど良いディールだったとは
私には思えません。
朝鮮労働党の機関紙・労働新聞は16日、
金正恩委員長が新たな町の建設現場を視察したと
報じました。
一方、金正恩委員長は
「米国を始めとする敵対勢力が我々に強要してきた
苦痛はもはや怒りに変わった」と述べたとし、
経済制裁を続ける米国を名指しで批判しました。
北朝鮮との関係性も、何も解決していない状況です。
予備会談を続けてきて、トランプ大統領は
大統領選挙の前に、4回目の予備会談を行って
パフォーマンスを見せたいところでしょう。
北朝鮮側からすれば、とりあえずトランプ大統領と
握手しておけば、他の米国の官僚から
責められることはないのでやっている、という
だけのものだと思います。
北朝鮮は相変わらず兵器の開発などは継続していて、
結局何も変わっていません。
ICBMの実験を開始するとも言われていますし、
核実験の再開もあり得ると思います。
核兵器、化学兵器、生物兵器、弾道ミサイルを
全て保有する北朝鮮に対して、検証可能な形で
完全放棄をさせる必要があるのに、トランプ大統領は
何も実現できていません。
このまま大統領選挙を迎えることになると、
さすがにトランプ大統領はこの4年間で
何をやってきたのか?と言われることになるでしょう。
北朝鮮に対して手を緩めてきた実態が
あらためて明らかになってきています。
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▼韓国のチョ・グク法相辞任は、将来の大統領候補として温存する狙い?
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韓国のチョ・グク法相は14日、
文在寅大統領に辞表を提出し受理されました。
辞任の理由について、チョ氏は
「検察が親族の疑惑の捜査を進めていることで、
これ以上大統領と政府に負担をかけてはいけない」と
判断したと語りました。
外国から見ていると、
この問題は理解しにくいと感じます。
なぜ、このような問題になるとわかっている人物を、
わざわざ法務大臣にする必要があったのか?
チョ氏が推進してきた「検察の改革」も、
なぜ彼でなければできないのか?
「検察だけが逮捕状請求できる、
起訴・不起訴の権限改革を目指す」という改革の内容も
今ひとつわかりません。
韓国の国内の反応を見ると、
SNSではシニカルに見ている人が多いようです。
その1つに、次のようなものがありました。
「日本人がまたノーベル賞を受賞したのに、
韓国人は受賞していない。高校生でも、
大学に合格できる立派な論文が書けるのに、なぜなのか」と。
チョ氏の子供の大学不正入学を皮肉っています。
また韓国のSNSでは、今回チョ氏を辞任させたのは、
傷が浅いうちに対処し、将来の大統領候補として
温存する狙いがあるとも言われています。
チョ氏は次期大統領の最有力候補との見方もあるようです。
SNS上の会話なので真偽のほどはわかりませんが、
もしチョ氏が大統領になれば、
文在寅大統領以上の反日派と言われていますから、
日本にとっては厄介なことになると思います。