ベトナムが領海内トンキン湾で中国船拿捕
2016/09/26
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「ベトナムが領海内トンキン湾で中国船拿捕」です。
⇒その理由は……:
─本当に他人を驚かせるにはどうした良いか。
「想定外」の事態を起こすに限ります。
─なぜならば私たちの頭は「予測脳」で構成されているからです。
「恐らくはこうなるだろう」と常にフレームワークを設定しています。
─ところがそれが外れた場合には慌てふためくのです。
とりわけ予想外の事態が発生した瞬間に、全てが緩んでしまいます。
─その瞬間こそが、米欧勢の統治エリートが狙っているタイミングなのです。
そこで密かに次のフェーズに向けた仕込みを瞬時に行います。
─問題はそのことに気付くか、気付かないか、なのです。
その一点に、全てが収斂してきます。
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ベトナムが中国との間で一歩踏み出しました。
領海内とはいえ、トンキン湾で中国船を拿捕したのです。
中越紛争がかつて行われていました。
これは1970年代後半の矛盾を解決するために行われたのです。
米国が両者の間に入っています。
そして「反中国」ということで米越は合従連衡しています。
しかし、本当にそうなのでしょうか。
長年にわたる隣国である中越間に極秘の取り決めは本当にないのか。
「想定外」を演出することによって中越だけが利することはないのか。
第三国を翻弄することこそが、真の目的ではないのか。
あるいはそうではないのか。
“想定外”の事態はなぜ起こされたのか。
今、私たちの思考力が試されています。