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原田武夫のマーケット国内外情勢

新進のヴェンチャー企業が“ロボテク”を公開

2016/09/26

~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~

⇒“今日の焦点”はズバリ:
 「新進のヴェンチャー企業が“ロボテク”を公開」です。

⇒その理由は……:
 ─ビジネスの基本。
  それはターゲットを見誤らないことです。

 ─もっというならば「お金の泉」を外さないことです。
  さもなければいくらつぎ込んでも何も得るものはありません。

 ─「世の中こうあるべき」という気持ちが強いのは結構。
  しかしビジネスは“お説教”ではないのです。

 ─「PRの力でトレンドを創り出せる」
  そう想うのは経営者の大きな誤解です。

 ─結局のところ、自己満足にしか過ぎないPRは浪費です。
  ニーズはまずはお客様に首を垂れることから知るべきです。

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我が国の新進ヴェンチャー企業「お金のデザイン」が記者会見を行いました。

いわゆるFinTechの中でも「ロボテク」を個人投資家に向けてリリースです。

ここで関係者には是非立ち止まって考えて頂きたいのです。

ロボテク云々の前に、そもそも「その池に魚はいるのか」と。

我が国における個人投資家人口は約1000万人です。

しかもその多くが60代以上というのが現状です。

「若者たちに夢を」というのは確かに聞こえが良いです。

しかしながら、果たしてそこに「魚」はいるのでしょうか。

年収200万円台が普通である我が国の都会に暮らす若者たち。

彼らに年額10万円を支払うことが出来るでしょうか。

賃金が上がらないまま、日々を暮らしているサラリーマンたち。

彼らが年額10万円を支払うでしょうか。

「言葉」に踊らされてはなりません。

言の刃は現実を創って行ってしまうからです。

たとえそれが全くもって不都合な現実であっても、です。

それより前にやるべきことがただ一つ。

「相手を観よ」ということです。

ビジネスを本当にやっている大人の出番・・・ではないでしょうか?


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