ウーバーが米当局に1200万人分の顧客情報を提供
2016/09/26
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「ウーバーが米当局に1200万人分の顧客情報を提供」です。
⇒その理由は……:
─「高貴な嘘」という表現があります。
米欧の統治エリートたちが統べるためにつく嘘のことを指します。
─そこで語られるストーリーは実にもっともらしいのです。
それによって観る者・聞く者を取り囲んでしまいます。
─しかし実際には本当の狙いがあるのです。
そのことに気付かない大衆を結果として揺さぶるのが目的なのです。
─なぜならば統べる者の圧倒的な地位を守り続けるためです。
それ以上でも、それ以下でもありません。
─そのことを踏まえない限り、いわゆる「流行」とは付き合えません。
「流行」とは造るものであり、そのまま在るものではないからです。
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新たなITビジネスとして一世を風靡したウーバー。
そのウーバーが、米当局に顧客情報を大量に引き渡したと報じられています。
デジタル・エコノミーは便利であるとしばしば語られます。
だからこそ使わないという選択肢はなく、私たちはその手にとらえられます。
「だからこそ、景気浮揚のため、デジタル化を推し進めるべき」
そのように繰り返し米欧の統治エリートは語ってきたのです。
その結果、何が起きつつあるのか。
生活空間の全てが統治者によって容易に分かるようになったのです。
利用者の側は「便利」とおもっても、貴重な個人データを残している。
その集積を分析して得るものの方が遥かに価値があるのです。
デジタル・エコノミーという「高貴な嘘」。
その一つの牙が、今回見え隠れし始めました。