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原田武夫のマーケット国内外情勢

トランプ米大統領候補が我が国の核保有を容認する旨発言」

2016/09/26

~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~

⇒“今日の焦点”はズバリ:

 「トランプ米大統領候補が我が国の核保有を容認する旨発言」です。

⇒その理由は……:

 ─普通、私たちは整序を好みます。
  混乱は避けたいと望んでいます。

 ─そうなると社会は凝固します。
  そこで必要になる存在が一つあります。

 ─トリック・スターです。
  滑稽なまでに可笑しなことをやり、混乱を招くのです。

 ─しかしそのトリック・スターこそが高等戦略の担い手なのです。
  通常の私たちならば考えられないことをあえて行う。

 ─そのことによって社会全体が凝固することを防いでいるからです。
  凝固することを悲観していた人々が一斉にその動きに加勢します。

 ─時として米欧の統治エリートたちはそうしたトリック・スターを選任する
  のです。それによって社会の凝固を防ぎ、レジリエンスを保つためです。

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アメリカにおいてトランプ大統領候補が我が国について発言し続けています。

今度は「核保有を認めても良い」とまで言い出しました。

これまでのアメリカならば絶対にありえない発言です。

「やはりトランプは素人だ」という声が聞こえてきています。

本当にそうでしょうか?

トリック・スターとして立派な役割を果たしているとは言えないでしょうか?

太陽活動の激変に伴い、全てがデフレ縮小化へと収斂するこれから。

社会の凝固は一気に進んで行きます。

そうした中でこれを食い止めることがリーダーの役割なのです。

既得利権を壊し、フレームワークをも壊し続けること。

荒唐無稽なトランプ発言の裏側には、高等戦略が見え隠れするのです。

それでは一体、それはどこから刷り込まれているものなのか。

いよいよ本当の構造が見え始めつつあります。


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