トヨタによるメキシコ工場計画の見直しをトランプ氏が要求
これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「トヨタによるメキシコ工場計画の見直しをトランプ氏が要求」です。
⇒その理由は……:
─「世界は入れ子構造で成り立っている」
これが今あらためて持つべき基本的な情勢認識です。
─すなわちこうです。
攻め手は守り手を前提とし、後者も前者を前提としているのです。
─したがって片方だけに注目しても無意味なのです。
見るならば、そしてとらえるならば両方をつかむ必要があります。
─ところが多くの場合、そうは出来ないのです。
片方だけに着目することにより、結果、全体を見失います。
─そして全てを失ってしまうのです。
元も子もなくなります。
─繰り返し言います。
大事なことは「入れ子構造」の全体をとらえることなのです。
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我が国を代表する企業であるトヨタがアメリカで批判されています。
次期大統領のトランプ氏がメキシコでの工場計画を論難したのです。
「失業を輸出するトヨタ」
いつも変わらぬレッテルの様に見えます。
また「トランプは結局、ビジネスマンに過ぎない」という見方もあります。
強く出ても、結局は降りるはず、と思ってしまうのです。
しかし、ここに“罠”があります。
なぜならば、トランプを律しているのは誰かという視点がそこにないからです。
アメリカ大統領の「末期」を知るべきです。
全員が財団を設立します。
その資金は誰が出すのか。
そうである時、この資金の出し手の意向が最も顧慮されるのではないか。
日米の「入れ子構造」に目を向けるべきです。
そして一方にアメリカ大統領がいるこの構造のもう片方は誰なのか。
「真実の時」が訪れつつあります。