メイ内務大臣がイギリスの新首相に選ばれる展開
2016/09/26
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「メイ内務大臣がイギリスの新首相に選ばれる展開」です。
⇒その理由は……:
─「高貴な嘘」という言葉があります。
英語ではnoble lieと言います。
─米欧の統治エリートが統べるためにつく嘘を指しています。
統治のためにはやむを得ないというわけです。
─したがって統治にはすべからく「虚偽」が潜んでいることに留意する必要
があります。「説明責任」はだからこそ必要になってくるのです。
─そうであるにもかかわらず私たちは普段、自己拘束の原則を信じています。
これが「民主主義」という罠なのです。
─「自分たちが選んだ人がいうことだから従わなければならない」
そう素朴に信じている私たちは罠に陥っていることはないのか。
─そこに「高貴な嘘」の本質があります。
あらかじめ「決められていたこと」をなぞることもあり得るのです。
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イギ リスで新首相が事実上決まりました。
メイ内務大臣が昇進すると報じられています。
「史上2人目の女性首相誕生」に世間は沸いています。
それは同時に「これまでとは違うこと」への期待につながっています。
しかしここで考えなければならないのです。
「こうなること」は本当にイギリス国民の選択によるのか、と。
そうではなかった、とすればどうなるでしょうか。
誰が、いったい何のために、こうしたのか。
しかもより柔和な印象を与える「女性」が選ばれることにしたのか。
さらにいえばなぜ「内務大臣」としての見識がある人物なのか。
そしてすべてが統べるための嘘=「高貴な嘘」であったらどうなるのか。
誰が本当は「統べっている」のか。
・・・ 徐々に本質が見え始めています。
「史上2人目の女性首相が何もできない」時、明らかになるのです。