シュタインマイヤー独外相がG8外相会談初日を欠席
2016/09/26
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「シュタインマイヤー独外相がG8外相会談初日を欠席」です。
⇒その理由は……:
─ドイツ語で“In Abwesenheit glaenzen”という表現があります。
欠席しているからこそ目立つという意味です。
─物事には常に2つの側面があります。
まず今起きていることが「現象」。
─しかし同時に「これから起きる」こともそこでは見えているのです。
これが「潜象」です。
─現象と潜象。
これら二つを常に直視していく必要があります。
─ところが大抵の場合、私たちはそれが出来ません。
これらのどちらか一方が自らにとって有利だからです。
─そうなると一切動かなくなります。
「それが続くことになる」と思うわけです。
─実際にはそうではありません。
「その次」が既にそこでは見えているのです。
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昨日(10日)広島でG8外相会合が開かれました。
ドイツのシュタインマイヤー外相が欠席しました。
中国からやって来る際の飛行機の技術障害によるとしています。
これは余りにも不可思議なこと、です。
なぜならば政府専用機での動きであれば常に2機運用するからです。
これら両方が故障することは極めて稀です。
そうではなくて仮にドイツが何等かの理由で欠席せざるを得なかった。
そのための「対外的な理由説明」が為されているだけでもあり得るのです。
それではなぜ、中国から我が国へとやって来るさいにこうしたふりをしたのか。
そのジェスチャーに込められた意味は一体何なのか。
「会議を欠席する」という現象に込められた潜象を見破る必要があります。
ドイツの真意は何であり、その背後にある中国の戦略は何なのか。
その意味で・・・本当の能力、が求められています。