産業革新機構がシャープへの直接出資を検討か
2016/09/27
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「産業革新機構がシャープへの直接出資を検討か」です。
⇒その理由は……:
─「生まれたものは必ず死ぬ」
これが必然です。
-自然(じねん)を貫く原理でもあります。
ここに意思をもって望んでしまっている方が大勢います。
-そうではない、のです。
造作によって延命を図るともっとひどいことになります。
-大事なことは生あるその個体が持っている本当の力を引き出すこと。
あくまでも内発的でなければならないわけです。
-元来持っている生きようとする力を引き出すこと、なのです。
そして「全うすること」を理解しなければなりません。
-無理やりに延命すると必ず後でとんでもないことになります。
完璧なゲームをしているように見えて、どこかで大爆破するのです。
───────────────────────────────────
[ad#rekubig]
───────────────────────────────────
経営不振に陥っているシャープに「福音」が訪れつつあります。
1兆円の官民ファンドである産業革新機構が直接出資するかもしれないのです。
自然(じねん)による淘汰をこれでまずは免れるかもしれません。
関係者はほっと安堵するに違いありません。
ところが「このこと」が大変な爆発を後に招くのです。
それは他の類例の蓄積によるものであることに普通は気付かれません。
「不正会計」の東芝。
そして「過去に拘った」シャープの低迷。
本来ならば自然(じねん)による淘汰がなされるべきなのです。
「大きすぎてつぶせない」はずがないのです。
なぜならば潰されたものの跡地には必ず雑草が生えるからです。
いかなる環境であっても生えて来る雑草たち。
これら雑草=中小企業・ヴェンチャーこそが、未来の大企業なのです。
それに託すということがなぜ、出来ないのか。
それが出来なければ我が国は最終的にこう、諸外国から糾弾されます。
「日本に、資本主義はない」
一斉に逆流し始めるグローバル・マネー。
唖然としてただ立ち尽くす我が国政財官界のリーダーたち。
そうなる前に・・・、なのです。
喰いとめるためには何をすべきなのか。
ゲームは始まっています。
「ここから」です。