サウジアラビアがマレーシア首相に対して違法に金銭授与
2016/09/26
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「サウジアラビアがマレーシア首相に対して違法に金銭授与」です。
⇒その理由は……:
─「イスラムからの訣別」
これが、米欧の統治エリートたちを今動かしている大きな動機の一つです。
─なぜか。
その理由は宗教対立と気候変動にあります。
─そもそも「十字軍」という歴史があるのです。
肥沃な大地を求め、西洋は中東に攻め入りました。
─しかしその「作用」は「反作用」を招きます。
オスマン・トルコが欧州へと攻め入ったのです。
─そのことを米欧の統治エリートは決して忘れてはいません。
そして「十字軍」の背景にあったのが気候変動であることも自明なのです。
─そして「星の並び(constellation)」が再び揃い始めた今。
米欧の統治エリートが動き始めています。
─それを察知したイスラムの側も様々な手を打ちます。
ところがそれこそ、藪蛇になっている感があるのです。
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サウジアラビアのサイード王家が槍玉に挙げられつつあります。
マレーシアの首相に対する違法金銭授与疑惑が叫ばれているのです。
「一国の主要政治家をカネで買ってしまう」という暴挙。
民主主義を蹂躙するこの“事実”は大きな反響を呼んでいます。
「結局、サウジアラビアは野蛮そのものであった」というわけです。
当然、マレーシア、さらにはそれ以外の国にも衝撃が及びます。
総じているならば「イスラムの弱体化」につながっていくのです。
その結果、一体どこの誰が”漁夫の利“を得ることになるのか。
全てが動き出し始めた今だからこそ、見据えなければなりません。
「本当の敵」を。
そこに真実があります。