ロシア軍が本日(15日)、シリアより撤退
2016/09/26
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「ロシア軍が本日(15日)、シリアより撤退」です。
⇒その理由は……:
─戦争経済を活用する秘訣。
それは「撤退すること」です。
─撤退をしなければいつまでも地政学リスクにさらされます。
まずは戦争で大量の兵器を消費し、需要を高める。
─次に占領統治を通じて、自国に都合の良い構造を創り上げる。
最後に残置諜報者を残して全面撤退し、遠隔操作を続ける。
─これが戦争経済の基本なのです。
したがって巧みな武人は「攻め」と同時に「撤退」も考えます。
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ロシア軍が本日(15日)よりシリアから撤退します。
その旨、ロシア軍当局が発表したと報じられています。
徹底した空爆を行い、最終的に状況を決したのはロシア。
そうした果断な動きを決断したのはプーチン露大統領。
大変な「戦果」が上がったというべきです。
なぜならばこれによって「米国ではなくロシア」という流れが出来たからです。
「占領」そのものが目的ではないということ。
クリミア半島の例との比較でもプーチン戦略は実に巧みであったと言えます。
「和平」のために真に努力しているというロシアのアピール。
今後に、注目です。