ロシアが『イスラム国(IS)』捕虜の収容所の設置を検討
2016/09/27
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「ロシアが『イスラム国(IS)』捕虜の収容所の設置を検討」です。
⇒その理由は……:
─「預言書」というものがあります。
古今東西様々ですが、基本的な構造は皆同じです。
─すなわち、こうです。
最初に大変な災禍が世界を襲います。
─すると、そこから世界を救い出す救世主が現れるのです。
その直前に「この人物が救世主だ」と指名する役割の預言者がいます。
─その結果、世界は実際収まりかけるわけです。
平穏無事な日常へと戻るかのように見えます。
─しかし実際には違うのです。
しばらくしてから更に凄まじいことになっているのが分かるのです。
─その結果、世界は再び大混乱に陥ります。
預言者と救世主が「偽」であったからです。
─そこであらためて「本当の」預言者が現れるのです。
そして「この人物が本当の救世主だ」と高らかに宣言します。
─そうすることでようやく全てが収まるのです。
そう、「全てが」です。
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プーチン大統領率いるロシアが「イスラム国(IS)」を相手に次のステップに
踏み出し始めています。「収容所」をつくるというのです。
一見するとこれは当然の措置のように見えます。
極寒の地であっても、然るべきと思えてしまいます。
しかしよくよく考えると本当にそうなのでしょうか。
テロリストには人権はなく、過激派は教化労働刑を課されるべきでしょうか。
これから起きるより大きな災禍の中で世界中が最初は納得するはずです。
「然るべき措置である」と。
そこであらためて考える人は皆無でしょう。
どんなに酷な目にあったとしても然るべきだと語られるはずなのです。
ところが最終的に蓋を開けてみたらばどうなるのか。
・・・そこにはかつての「シベリア流刑」と同様の悲劇が待っているわけです。
それでも本当に良いのでしょうか。事態は本当に、人間性(humanity)という
観点で改善したといえるのでしょうか。
今が「分岐点」です。
ここから戻ることが出来なくなります。
その世界に・・・私たち日本人全員が巻き込まれるのです。