我が国において小売の8割が今期増益
これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「我が国において小売の8割が今期増益」です。
⇒その理由は……:
─今起きている本当のこと。
それは聖書の一節にあること、です。
―「持っている者はますます豊かになる」
「持たざる者は着ているものまで失う」
―これが人類社会における通常なのです。
それをこの150年間はあえて変更してきました。
―なぜか。
それは温暖期だったからです。
―温かい時期なので人々が活発に活動し、旺盛に消費した。
消費をさせるために中間階層なるものを作った。
―「中間層」に当事者意識を植え付けるため、民主主義を始めた。
そして国富を山分けする仕組みを作った。
―要するにただそれだけのこと、なのです。
そう「ただそれだけのこと」なのです。
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我が国において今期、小売業が好調だと報じてれています。
8割が増益だというのです。
問題はその際の「売れ方」なのです。
“メリハリ”のついた消費に転じていると報じられています。
要するに「持っている者」はメリハリをつけられているのです。
使う時には豪勢に使うことも可能なのです。
これに対して「持たざる者」は違います。
豪勢に使うための原資がないのです。
したがって“メリハリ”とは結局、富者の行動なのです。
富者は消費に際して賢く、勢いつけて買う時とそれ以外を区別します。
だからそう、なのです。
それだけのこと、なのです。
我が国における「一億総中流」という幻想。
それが幻想であることが正に分かったのです。