人民元が対米ドルで4年4か月ぶりの安値に下落
2016/09/27
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「人民元が対米ドルで4年4か月ぶりの安値に下落」です。
⇒その理由は……:
─「上げは下げのためであり、下げは上げのためである」
マーケット、そして森羅万象から宇宙までをも律する復元力の原則です。
─すなわち「下がったもの」は「上がる」のです。
米欧の統治エリートたちはこの原則を自ら巧みに用いています。
─人為的に行う場合、「上げる」ためにはまず「下げる」のです。
そのために時に、壮大な“演出”すら繰り広げられます。
─しかしその“演出”に幻惑されてはなりません。
それはむしろ「逆向きへ動かす」ための作為に過ぎないのです。
───────────────────────────────────
[ad#rekubig]
───────────────────────────────────
中国の人民元が「崩落」していると報じられています。
対米ドルで4年4か月ぶりの水準であるといいます。
こうした報道を素直に読むと「中国経済崩落」と思えてしまいます。
しかし”本当にそう“なのでしょうか。
米欧の統治エリート以上に「このこと」に敏感なのが華僑華人なのです。
復元力の原則を知り尽くし、これを巧みに用いてきたのも彼らです。
そうである以上、人民元の動きは不可思議と考えるべきです。
いや、それ以上に「その次」に向けた”演出“と考えるべきなのです。
突如として中国が「平成バブル」の様な状況に陥ったらばどうなるか。
全世界的なインパクトが生じる中、我が国についてはどうなのか。
いよいよ私たち日本人の類推力が試されつつあります。