平壌・丹東間で直行便が就航
これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「平壌・丹東間で直行便が就航」です。
⇒その理由は……:
─本当の外交とは何か。
それは「経過は見せずに結果だけ見せるもの」です。
─第一次大戦頃から、「秘密外交」は批判されるようになりました。
「民主主義のプロセスにきっちりと外交も諮られるべき」というのです。
─しかしそれでは交渉にならないのです。
だからこそ、その実「秘匿」されるのが普通です。
─そして結果だけが示されるのです。
それが世間においてサプライズを呼びます。
─正にそこにこそ、外交の真髄があるのです。
そしてグローバル・マクロとの接点もここにります。
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北朝鮮の高麗航空が最近新しい発表をしました。
平壌・丹東間の直行便を就航させるのだといいます。
これで同社は4つの直行便を定期就航させることになります。
既に3つは直行便が存在しているのです。
何よりも大切なのは、中国がこれに同意しているということです。
直行便の就航は当然、関係を更に深めることを意味しています。
つまり「そうすべきもの」として中国自身が動いているのです。
表向きの議論や行動とは別にそれが真意なのです。
それでは本当の「外交」では何が行われているのか。
「結果」としてある日突然、何が示されることになるのか。
「秘密外交」批判の向こう側で思考する必要があります。