文部科学省の天下り斡旋が30件以上発覚
これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「文部科学省の天下り斡旋が30件以上発覚」です。
⇒その理由は……:
─「官僚バッシング」がかつて吹き荒れたことがありました。
2000年前後です。
─世間が経済的に厳しくなると必ずそうした流れになります。
なぜならば公務員は「反論」出来ないからです。
─したがってこれまではそれで世間の憤懣を抑えてきました。
役人の側も「忍の一字」だったわけです。
─しかし今は違います。
こらえきれなくなれば官僚の側にも「反論」のツールがあります。
─ソーシャル・メディア、です。
ある程度の覚悟を望めばいつでも、どこでも反論が出来ます。
─「物言わぬはずの人」が突然、「物言う」になればどうなるのか。
その瞬間に劇的に全てが変わります。
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文部科学省において「天下り斡旋」の実態が明らかにされました。
既に30件以上の事実関係が判明しているのです。
学校法人への天下り。
要するに監督官庁が監督している民間にねじ込んでいたのです。
正に「天下り」の典型です。
少子化の中で非常に厳しくなっているのが学校法人です。
だからこそ、文部科学省とのパイプを必要とし、受け入れてきました。
それももう限界、ということなわけです。
「役人バッシング」へと今後、拡大して行きます。
全省庁へと拡大し、優秀な人財から順番に霞が関を去るはずです。
国家の中枢が空洞化して行きます。
しかも中長期的に見て害悪の在る形で、です。
その結果、我が国はどうなるのか・・・。
既に近未来は見え始めています。
「空洞化」するニッポン。