小泉純一郎・元総理大臣があらためて原発推進を批判
2016/09/27
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「小泉純一郎・元総理大臣があらためて原発推進を批判」です。
⇒その理由は……:
─我が国の基本的な国制。
それは「二重王権制」です。
─普通の用語で言うと立憲君主制です。
しかし正確には「二重王権制」というべきものです。
─なぜならば2つの異なる原理に基づく権力が存立しているからです。
血統による正統性と、民主的手続きに基づく正統性です。
─この二つの正統性は相容れることがありません。
したがって前者は後者を結びつける手段を模索することになります。
─それが「米国」なのです。
占領統治の実態はこの点で”話しがついた“ところにあります。
─ところが後者から前者を結び付けようとする動きが散見されるのです。
この時、究極において前者は無力の様に見えます。
─ところがそれは軽率な判断なのです。
「祈りの力」を持っているのが前者だからです。
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小泉純一郎・元総理大臣があらためて原発批判を行いました。
「原発推進に責任を感じる」とまで述べたのです。
通常の政治家であれば軽視しても良いかもしれません。
他方で同氏は「元総理大臣」である点にカギがあります。
要するに我が国の元来的な王権がどう考えているか、なのです。
このまま何も生じなければ確かに民主的な王権が勝ち残ります。
ところがいよいよ天変地異となると全くもってそれは無意味なのです。
むしろ「神権」への回帰を人々は模索して行きます。
その時の中心は他でもない天皇制なのです。
これは国民国家という空想に基づく「靖国神社」の議論とは異なります。
大事なのは「祈り」であり、「自然(じねん)」を誰が味方につけているのかなのです。
そのことに十分留意する必要があります。
これから激甚災害が続くのだとすれば人心はどちらに向くのか。
「原発」に対する発想はどこまで激変するのか。
勝負の時、が始まっています。