G7サミットで決着はつかず、G20サミットに持ち越し
これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「G7サミットで決着はつかず、G20サミットに持ち越し」です。
⇒その理由は……:
─今起きていること。
それは世界秩序の根本的な変更です。
―そのことを踏まえて見通す必要があります。
「昨日と今日、今日と明日はそれぞれ同じ」ではないのです。
―大事なことは表面的な秩序だけが変わるということです。
その背後にあって実質的なものは何も変わりません。
―したがって右往左往する表層だけにかかずらわっていてはならないのです。
そのことを踏まえる必要があります。
―いよいよ、動き出しているのです。
分かる者には分かるように。
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G7伊サミットが終了しました。
結果は大いに乏しいものでした。
我が国政府は「大成功」としていますがそれはフェイクです。
「保護主義」「気候変動問題」で決着がつかなかったからです。
結論は7月まで持ち越されています。
独ハンブルクでG20サミットが行われるのです。
つまり、このことをもって示されたのです。
グローバル・ガヴァナンスはもはやG7のものではない、と。
すなわちG20での話合いなのです。
これは我が国とっては驚愕の事実です。
なぜならば我が国政府はG20を完全に軽視してきたからです。
単なる金融・経済会合とみなしてきました。
そうなではなかったのです。
米欧の統治エリートたちはむしろそこに軸足を移している。
いよいよ大転換、なのです。