ふくおかFGと十八銀行が統合へ
2016/09/26
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「ふくおかFGと十八銀行が統合へ」です。
⇒その理由は……:
─物事が動いた時、対処の仕方は2つあります。
さらにその先を取った動きをするか、あるいは何もしないか、です。
─もっともこれらはいずれも更に二つにそれぞれ分かれます。
自らを律するために先んじるか、あるいは不動となるというのが一つ。
─そしてもう一つは、何も考えていないからこそ不動。
あるいは考えすぎたが故に先走ってしまうことです。
─これらは似ているように見えますが、根本において違います。
自然(じねん)への適応、と言う観点においてです。
─不自然なのが後2者なのです。
思考停止も、過剰な思考も正解は導き出しません。
─大切なのは変化の度に自省することです。
自省によって、己を律していくのです。
─それしかありません、本当の生き残りのためには。
しかしこれが意外に難しい、そう実に難しいのです。
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九州の地銀が激しく揺れ動いています。
ふくおかFGと十八銀行が統合すると報じられています。
マイナス金利の導入によって揺れる我が国銀行セクター。
そこでもっとも消極的な打ち手が「統合」によるロス解消です。
お互いに破滅的な低金利で他県に乗り込むのを止めるわけです。
確かにこれで当座はしのげるはず。
しかしながら問題の焦点はそこ、ではないのです。
大事なのは「そこから先」なのです。
本当に必要なのは、新規産業が勃興することへのサポートです。
その最前線に地銀勢が立てるのかどうか。
勝負所は既に訪れています。
そのことを認識したリーダーだけが生き残ることができます。
無策でもなく、いきむのでもなく。
自然(じねん)に沿って前に進んでいくこと。
それが・・・これからの道のり、です。