金融庁が地銀評価に50余の指標を検討
2016/09/26
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「金融庁が地銀評価に50余の指標を検討」です。
⇒その理由は……:
─今、国を問わず統治エリートたちが考えていること。
それは太陽活動の激変を理由とした気候変動への対応です。
─北半球ではこれから強烈に寒冷化するのです。
その結果、デフレ縮小化が加速します。
─その時、経済システムの中で最も影響を被るのが金融セクターなのです。
なぜならばこれまでは温暖化を前提とした対応だったからです。
─暖かくなれば私たちは活発に活動します。
その結果、経済はインフレの度合いを増していくのです。
─そこで活躍するのが金融セクターです。
マネーを供給すること、それ自体が大きな事業になるからです。
─しかしこのトレンドが反転すると一気に事態が急変します。
デフレ縮小化の世界では全てが変わるのです。
─その時、マネーは不要になり始め、金融セクターも縮小します。
そう、激しい“淘汰”が始まるのです。
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我が国で金融庁が地銀に対する評価基準を新たに作り始めています。
全部で50もの指標を設定するのだといいます。
明治維新以来、我が国では銀行が一気に増えた時期があります。
様々な政治的な妥協がそれに拍車をかけました。
その結果、混乱もしばしば生じてきました。
その度に、金融当局は銀行セクターを引き締めてきたのです。
もっとも引き締められる側にも「論理」はあります。
そこで「説得」と「納得」が必要になってくるというわけです。
融資先企業への経営支援。
これが今の銀行セクターには全くできません。
平成バブル崩壊以降、内部のシステムが全て変わったからです。
「顧客企業とつかず離れず」が原則となったのです。
経営者マインドが分からない銀行員が普通になっています。
ところがそこに今回の「指標」が設定されるというわけなのです。
何が起きるのかは分かります。
・・・激しい淘汰、しかも「納得ずくめ」の淘汰、です。