米連邦議会においてデフォルトを回避する方向で妥結の見込み
2016/09/27
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「米連邦議会においてデフォルトを回避する方向で妥結の見込み」です。
⇒その理由は……:
─「上げは下げのためであり、下げは上げのためである」
マーケット、森羅万象、そして宇宙全体を律している復元力の原則です。
─大事なことはただ一つ。
一方向に物事は進まないということなのです。
─もっともそうは考えられないのが私たちの哀しい性です。
うまく行けば行く程、その方向へと世界は進むと考えてしまいます。
─しかしそうは決してならないのです。
必ず一つの方向性はある段階で逆向きへと進むことになります。
─ある日突然来るように見えるその「転換点」。
これを先取りすることが重要なのです。
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アメリカにおいてデフォルト(国家債務不履行)がまた回避されました。
連邦議会において妥協が成り立ったからです。
無限に膨らみつつあるアメリカの債務。
それでもなお、「超大国」の地位を維持しているかの様に見えます。
ここで必要なのは一つの本質的な視点なのです。
「一体だれが、この莫大な借金を支払っているのか」
明らかに疲弊しきっているのがアメリカ経済です。
そうでなければすぐさま政策金利を引き上げられるはず。
ところがそうは出来ないほど、疲弊しきっているのです。
アメリカの債務を支えているのは「国外」なのです。
その生殺与奪を握っている勢力が一つ、また一つと消えていきます。
産油国、そして中国です。
残るは我が国だけなのか。
それとも我が国も・・・なのか。
アメリカが程なくして叫ぶはずです。
「ブルータスよ、お前もか!」と。
いよいよ始まっているのです。