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原田武夫のマーケット国内外情勢

『国の借金』が過去最高額に達する

2016/09/27

~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~

⇒“今日の焦点”はズバリ:
 「我が国において『国の借金』が過去最高額に達する」です。

⇒その理由は……:
 ─「分をわきまえる」という言葉があります。
  何気ないフレーズですが、実は極めて難しいことです。

 ─一つうまくいくとつい想ってしまうものです。
  「あれも、これも、うまくいくはず」

 ─その結果、力を分散させてしまいます。
  散漫になります。

 ─すると全てがうまくいかないわけです。
  したがって「さらにあれも、これも」となります。

 ─最終的にはとんでもない規模にまで膨れ上がります。
  それでもうまくいかない。

 ─そして最後は破綻するのです。
  破裂して、一気に縮小します。

 ─実に人間の欲望とは恐ろしいものです。
  その恐ろしい欲望にこそ、資本主義と民主主義は基づいています。

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我が国において「国の借金」が最高額に達しました。

これは“想定内”の展開です。

なぜならば時のリーダーが全く関心を持っていないからです。

歳入を増やすイノヴェーションも実現しないからです。

それなのに得票のために「分配」ばかりを増やしています。

公共工事という形で“利権”を復活させています。

そうであるからこそ、「最高額の借金」なのです。

これを止める仕組みを民主主義は知りません。

表向き5日から始まった日本株高騰局面。

平均株価は4万円まで行くという声さえ聞こえます。

資産バブルだけが進む中、国会における予算審議は「えぇじゃないか」に
なって行きます。

実質的には空洞化して行きます。

そして最後は・・・莫大な借金が残るのです。

残るだけではなく、それがリアルな重圧となって襲って来ます。

それでは何が起きるのか?

“その時”を考えるべき時が到来しています。


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