コロンビアで和平合意を国民投票が否決
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「コロンビアで和平合意を国民投票が否決」です。
⇒その理由は……:
─質と量。
これは相反するものです。
─「数」がイコール「全て」であるという認識がしばしば語られます。
しかしこれは決定的に間違っています。
─なぜならば「数」によって「質」は当然には改善しないからです。
むしろ「質」が「数」によって悪くなる例は多々あります。
─なぜならば身動きがそれによって取れなくなるからです。
優れた「質」はえてして一撃必倒、「数」とは無関係です。
─ところが人類はこの「数」を表向き、絶対のルールにしてしまった。
無論そこには理由があったわけです。
─絶対的な「質」の世界を隠蔽するためです。
そしてそれに「数」の世界を逆説的ながら従わせるためです。
─しかし、この瞬間からいよいよ逆回転が始まってもいるのです。
「数」は完全に淘汰され、「質」だけが残ります。
─それがグローバルなトレンドなのです。
世界全体で“このこと”が見え始めています。
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コロンビアで反政府勢力「FARC」との和平合意に関する国民投票が行われ
ました。
ところがその結果は、驚愕の「否決」であったと報じられています。
長年にわたって疲弊しているはず、なのです。
ところがそれ以上の利益が現地には存在しているというわけなのです。
見えない「何か」、しかも巨大な「何か」がコロンビアを覆っています。
そのことが今回の国民投票で明らかになりました。
和平協議は再合意を目指すとしていますが、どうなるかは分かりません。
再び国民投票で否決、とでもなれば、内戦にもなりかねないのです。
そうである時に、立ち返って考えるべきなのです。
「数」の力とは何か、と。
平和という「質」を踏みにじるほどの力を「数」が持って良いのか。
そしてコロンビアだけではなく、全世界でそうした現象が起きるとどうか。
その意味での新しい時代が確実に始まっています。