我が国がオーストラリアとの潜水艦開発の受注を逃す
2016/09/26
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「我が国がオーストラリアとの潜水艦開発の受注を逃す」です。
⇒その理由は……:
─経済は動脈と静脈があります。
表向き語られているのが動脈、です。
─しかし私たちの人体がそれだけでは成り立たないように、経済もまた同じ
なのです。必ずもう一つの流れ、すなわち静脈を必要としています。
─静脈とは全く語られない存在です。
人知れず静かに流れています。
─そうではあっても影響力は絶大なのです。
動脈だけでははちきれてしまいます。
─全ての物事にこれは相通ずる原則です。
「出と入り」「上げと下げ」など、全てに共通なものの延長線上なのです。
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我が国がオーストラリアとの潜水艦開発の受注を逃しました。
フランスが勝ち残ったと報じられています。
武器輸出は、表向きの経済とは裏腹の世界です。
あらゆる手段を用いてマーケットの奪い合いが行われています。
まさに米欧の統治エリートたちが角逐を見せる世界なのです。
公式のルートだけでやりとりしているわけではないのです。
表向きの経済とは全く異なる手段がそこでは用意されています。
ところが我が国はそうした手段を持ち合わせないのです。
「静脈」の常識があるにもかかわらず、それを知らない国。
それが私たちの国・ニッポンなのです。
そもそも「動脈」、すなわち表向きの経済すらうまくいっていないのです。
何を為すべきかが分からないリーダーシップが翻弄されています。
その時に「静脈」に手を出すなど、言語道断なのです。
だからこそ・・・敗北するのです。
それでもなお「静脈」を拡張させようと無理をするのか否か。
じっくりと我が国の為政者たちのお手並みを拝見したいと思います。