また生き残ってしまった・・・
これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「また生き残ってしまった・・・」です。
⇒その理由は……:
─戦後の我が国における名作映画の一つに「赤い天使」という映画があり
ます。主演は若尾文子です。
―従軍看護婦の姿を描いた名作です。
その主人公が語るこんな名台詞があります。
―「また私だけが生き残ってしまった」
繰り返し語られる台詞です。
―主人公は戦場で生き残る度にこの言葉をつぶやくのです。
そして途方もない苦しみと悲しみを味わい続けることになります。
―生き残ることはつらいこと。
その実感がひしひしと伝わってきます。
―なぜ「つらい」のか?
なぜならば生き残ることは「上げ」であり「下げ」のサインだからです。
―生き残れば生き残るほど、暴落のエネルギーが高まっていきます。
そして・・・ある時、深紅の血潮が噴き出すのです。
───────────────────────────────────
[ad#smallbanner]───────────────────────────────────
我が国において自民党と公明党が衆院総選挙で大勝しました。
安倍晋三政権は当面の間、続投となります。
祝勝ムードが与党側では広がっています。
安倍晋三総理大臣もさしあたり満面の笑みです。
しかし・・・本当にそうなのでしょうか。
そのままで済む、のでしょうか。
「上げ」は強烈になりすぎると「暴落」の契機となります。
要するに過剰ポテンシャルが加わるからです。
結果、大暴落となる。
奈落の底に文字通り落ちることになるのです。
その階段を一つ一つ上がっていくこと。
このことほど、恐怖に感じることはないはずです。
「また生き残ってしまった・・・」
その一言が聞こえてきます。