今年(2016年)の8月は厳しい、だからこそ乗り越えるべき
2016/09/26
~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢のツボが分かる~
⇒“今日の焦点”はズバリ:
「今年(2016年)の8月は厳しい、だからこそ乗り越えるべき」です。
⇒その理由は……:
─作用に対しては必ず反作用が生じる。
これが万物を貫く大原則としてのルシャトリエの原理です。
-すなわち上に上がるためにはいったんは、下に下がるのです。
下がるというよりも、下げられる、というのが正しいのかもしれません。
-下方へと「圧力」がかかり始めたらばチャンスです。
なぜならばそれに対して適度に応ずれば今度は「上昇」へ転ずるから。
-ところが平衡を失っていると「圧」にすら気づきません。
気づかなければ次のフェーズに向け備えられないのです。
-その結果、「淘汰」されます。
徹底して崩落し、ゲーム・オーバーとなるのです。
-大事なことはしたがって「中庸」「平衡」です。
厳しい時期であるからこそ、冷静になる必要があります。
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今年(2016年)の街角景気は実に悪いわけです。
モノ・サービスが全く売れない。
かといって人々がお金を持っていないわけではないのです。
大量にお金は出回っているものの、買われることがない。
最初に量的緩和で上昇圧力をかけすぎてしまったのです。
「アベノミクス」の罪はそこにあります。
その結果、下方へと押す圧力がかかり始めてしまった。
しかしそのまま未来永劫推移するわけではないのです。
我が国が「淘汰」される、すなわち崩壊しない限り、次が来ます。
次、とはすなわち、「上昇局面」なのです。
最後の下方圧力が厳しければ厳しい分、次はわかっています。
「激しい上昇局面」、すなわちバブルなのです。
誰もそう感じていないかもしれません。
しかしながら「中庸」「平衡」な方々には分かります。
2005年夏、そして2012年秋に今が酷似しているということ。
「凪」の中に、胸騒ぎがするということ。