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週末だけのグローバル投資コラム

米国の分断と世界の混乱 (69)長期弱気に見通しを大転換。デフレからインフレへ

ほぼ同じ内容の動画はこちら ↓↓↓

2022年06月17日22:05
投資戦略動画(公開用)20220617 長期弱気に見通しを大転換(18分)
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51282030.html

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【公開用アップデート概略】
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1. 長期弱気に見通しを大転換
2. デフレ時代からインフレ時代へ
3. バイデン政権とカーター政権の共通点

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関連リンク
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2022年06月14日17:30
【週末だけのグローバル投資】会員レポート2022年06月号リリース! 「今回のインフレが厄介な3つの理由」
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51281990.html

2022年6月16日4:16 午前
FRB、物価高抑制へ27年ぶり0.75%大幅利上げ 景気減速を予想
https://jp.reuters.com/article/usa-fed-idJPKBN2NW1U7

ジミー・カーター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://tinyurl.com/yc4ka2nj

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【1. 長期弱気に見通しを大転換】

今週は、おそらく弊社始まって以来の大きな長期見通しの転換を行いました。

私は過去20年以上、「基本的に米国株を買って寝ておけば良い」と考えていました。

米企業が情報技術分野で「独り勝ち」を収め、
あまりにも収益基盤が強靭だったからです。

しかしその前提だった「低インフレ時代」が終わろうとしています。

この予測が外れてほしいと願っていますが、それを認めざるを得ないのです。

ごく短期的に言えば、米国のインフレはやや弱まる兆しがあります。

しかし長期的には株のバリュエーション低下が濃厚なのです。

これは私にとっても未知の経験であり、若い人たちはなおさらそうでしょう。

【2. デフレ時代からインフレ時代へ】

今週火曜にリリースした月次レポートにも

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- コストプッシュインフレ

- スタグフレーション
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について書きました。

しかしその時点では「可能性は低い」と思っており、サブシナリオに過ぎませんでした。

なぜなら過去30年以上、「インフレ時代が来る」
という言説は結果的に狼少年になっていたからです。

私も「どうせ金利が少し上がって景気がスローダウンしたら、
インフレも落ち着くんだろ?」と高を括っていました。

しかし今週の指標やニュースを見て考え直したのです。

「あれ、今度こそ狼が来て俺は食われそうになってんじゃね?」 

と。

なぜそう考えたかは、会員さんに詳しく解説します。

1980年代の高金利がピークを打つと「ディスインフレの時代」が20年、
「デフレの時代」が13年続きました。

その間は米株を持っていれば、他のことはあまり考えなくても良かったのです。

株価上昇が当然で、SP500を超えるリスクリターンは生み出しにくかったと言えます。

普通の人は米株ETFを買うだけで良かったのです。

しかしインフレ時代になると、銘柄選択がより重要になります。

セクターローテーションなどが効果を上げるはず。

株価の変動は激しくなるでしょうが、
長期的には預金や債券を買うよりもマシになるでしょう。

なぜそんなことが言えるのか?

データ分析をやっていると、「ディスインフレ」「デフレ」「インフレ」で
有効な戦略が変わることを知っているからです。

ベテランはその変わり目で何度か痛い目にあっており、
「同じことを続けていると危ない」と感じ取ることができます。

【3. バイデン政権とカーター政権の共通点】

インフレ時代の研究をしていると、
今のバイデン政権とカーター政権(1977-81年)の共通点に気付きます。

ともに民主党で、人権重視を標榜しました。

イランで諜報機関を使い、恐怖支配を行って親米化をもくろみました。

しかしイラン革命(1978)でそれを転覆させられました。

今のウクライナ情勢にとても良く似ていると思います。

それで石油危機が起き、高インフレと不況に悩まされました(カーターショック)。

ソ連のアフガニスタン侵攻(1979年)を批判し、
翌年モスクワオリンピックをボイコットしました。

これも芸能・スポーツ・アカデミアからロシアを追い出した今回の動きに似ています。

しかし弱腰外交と非難され、支持率が低迷して再選できませんでした。

ちなみに次のレーガン大統領(共和)は強いアメリカを標榜し、冷戦に勝利しています。

私は当時まだ子供だったので、
当時の国際情勢や市場がどうであったか知識でしか知りません。

ここからは当時を研究しつつ、これから有効な戦略を確認して行こうと思います。

正直、当時のことを知れば知るほど知ると悪い予感しかしません。

バイデン政権の残り2年半で、米国がどこまで沈むのか懸念しながら観察します。

(終)

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参考のためワイルドインベスターズ投資ブログをご覧ください。
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2022年06月17日22:05
投資戦略動画(公開用)20220617 長期弱気に見通しを大転換
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51282030.html

2022年06月14日17:30
【週末だけのグローバル投資】会員レポート2022年06月号リリース! 「今回のインフレが厄介な3つの理由」
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51281990.html

2022年06月11日08:00
【週末だけのグローバル投資】米国の分断と世界の混乱 (68)ウクライナ、まさか勝てないパターンか?
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51281956.html

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