米国の分断と世界の混乱 (43)米英豪が対中情報戦を強化。緊迫する台湾情勢。
新型コロナウイルスのオミクロン変異株に対する警戒感で、
今週は株価が下落しました。
しかし週後半にかけて、「オミクロン変異株はたいしたことないのではないか？」
と買戻しが進みました。
それはおそらく楽観のし過ぎで、
来週にかけてパニック的な売り局面になるかもしれません。
なぜそうなるかについては、会員さん向けのメールや動画で解説しました。
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そんな中でも、米英豪と中国の対立が激化しています。
中国は台湾民進党に献金した企業に85億円の罰金を課しました。
その企業はすぐ「台湾の独立を支持しない」と泣きを入れ、
中国共産党に従うことを表明しました。
これはソニーが「新製品発売日が気に入らないから」
と1700万円の罰金を取られたのと同じパターン。
専制国家はこのようにして、企業や他国に踏み絵を迫るのです。
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突如「独立反対」 中国当局から罰金処分の台湾企業会長が声明
1日 2時56分
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4417028.htm?1638532584031
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それに対し、米英豪も中国に対する情報戦を強化しています。
米英豪メディアが「中国の悪事を暴く」回数が増えているのです。
たとえば中国政府が台湾人600人超を海外で逮捕して、
中国へ強制送還しているという記事。
これは先進国民の恐怖を煽るのに十分でしょう。
日本も勝手に「中国の一部」と言われたら、
海外にいるときに逮捕されて中国に強制送還される可能性があるということです。
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中国、台湾人600人超を海外で逮捕 中国へ強制送還＝人権団体報告書
2021年12月1日
https://www.bbc.com/japanese/59486724
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また女子テニス協会(WTA)は中国で大会開催を中止。
「カネよりも自由と人権」という態度を明らかにしました。
これは他のスポーツ協会を勇気づけ、
北京冬季五輪のありかたに影響を与えるかもしれません。
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テニス＝ＷＴＡ、中国で大会開催中止 彭帥の消息不明問題で
2021年12月2日6:37 午前
https://jp.reuters.com/article/tennis-wta-china-idJPKBN2IG53I
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さらに英BBCは「ウイグル弾圧で習主席らの関与示す『新疆文書』が流出した」
と報道。
そして驚くことに西日本新聞も「ウイグル族の出生率、5年で2─9割減」
と報道しました。
強制労働・強制不妊治療・臓器摘出などを連想させ、
中国側のプロパガンダに対抗しています。
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ウイグル弾圧、習主席らの関与示す「新疆文書」が流出
2021年12月1日
https://www.bbc.com/japanese/59486198
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ウイグル族の集住地域の出生率、5年で2─9割減 人口抑制策“狙い撃ち”の疑い
2021/12/2 6:00 (2021/12/2 11:21 更新)
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/840492/
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もともとBBCは、中国の人権侵害を良く特集していました。
また日本の保守系メディアも、深い記事をたびたび掲載していました。
しかし日本の地方紙にこのような記事が載るとは、
ずいぶん風向きが変わってきたものだと思います。
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「手足に鎖の生徒」と「集団レイプ」、女性たちが証言する中国の収容施設の内側
2021.02.20 Sat posted at 18:00 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35166769.html
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これぞ動かぬ証拠 ?新疆ジェノサイド？示した中国統計年鑑
2021年1月25日
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/21994
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さらに安倍首相が「台湾武力侵攻は日米の有事」と発言。
中国政府はそれに反発し「そんなことを言うヤツは頭から血を流す」と反発しました。
しかし中国は台湾の防空識別圏に繰り返し侵入し、挑発し続けています。
ロイター通信は「台湾危機「Ｔ─ＤＡＹ」、6つの有事シナリオ」
という観測記事を出しました。
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中国による台湾武力侵攻、日米の有事に＝安倍元首相
2021年12月1日2:32 午後
https://jp.reuters.com/article/taiwan-japan-abe-idJPKBN2IG2ZY
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焦点：台湾危機「Ｔ─ＤＡＹ」、6つの有事シナリオ
2021年11月30日1:41 午後
https://jp.reuters.com/article/taiwan-crisis-scenario-idJPKBN2IF04M
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我々はすっかり尖閣侵入などに慣れてしまっています。
しかし米英豪などの動きを見る限り、
我々が思う以上に台湾情勢は緊迫しているのかもしれません。
中国が武力行使をする可能性は低いですが、ゼロではないと考えた方がよさそうです。
弊社は引き続き、その可能性も考えて生き残り戦略を構築します。
（終）
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目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画
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参考のためワイルドインベスターズ投資ブログをご覧ください。
このメルマガに関連したチャートが貼り付けてあります。
会員サイトではさらに盛りだくさんのチャート集があります。
2021年12月03日17:45
気になるチャート20211203
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51279379.html
2021年12月02日14:57
パフォーマンス 2021年11月
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51279364.html
2021年12月01日22:40
【週末だけのグローバル投資】厚労省「ワクチンを強制したり、受けていない人を差別するな。解雇など言語道断」米国では裁判所がワクチン義務化を阻止。
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51279354.html
2021年11月28日18:44
【週末だけのグローバル投資】オミクロン株はスパイク蛋白に32の変異。デルタ株に置き換わる感染力。これまでのワクチンが効かない恐れ。
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51279309.html
2021年11月27日08:00
【週末だけのグローバル投資】米国の分断と世界の混乱 (42)中国が仕掛ける「嗜虐ゲーム」に従う岸田政権
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51279285.html
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