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週末だけのグローバル投資コラム

米国の分断と世界の混乱 (20)ワールドワイドに効率よく行われる投資詐欺

FOMCではテーパリングの前倒しが示唆されました。

おかげでドルは急騰。しかしその後も米10年国債金利は1.5%を下回っています。

今月号の会員レポート「DEEP INSIDE」に書いたように、
インフレ懸念は幻に終わりそうです。

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今週は興味深い事件がいくつかありました。

まずひとつは、TITAN(チタン)という仮想通貨が1日で「12億分の1」に下落したそうです。

ほぼマイナス100%ですが、そう言われるよりインパクトありますよね。

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ある書き込みによると、それは単なるポンジースキーム(新規投資資金で配当を払って投資家を集める詐欺の手口)だったとのこと。

そもそも投資家保護の仕組みがない世界なので、私はこれ以上調べる気にはなれません

仕組みを聞いただけで「詐欺れるポイント」が数多く見つかるので、
投資する気にならないからです。

ただ「米ドルと1対1で交換を保証された商品」と言われても、
基本的に信用しないほうが良いでしょう。

そんなことをするなら、そのまま米ドルを使えばよいからです。

そのような商品はいざ監査してみると「あるはずのドルが保管されていない」
というオチになります。

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また最近は香港株を使った詐欺あるいは相場操縦が流行しているようです。

まずは面識のない外国人女性がDM(ダイレクトメール)してきて、
「投資に興味あるか?」と聞いてくるそうです。

親し気な口ぶりで、写真を送ってくれたりします。

最初のころは日米の有名銘柄の話で盛り上がるのですが、香港株をいくつか紹介されます。

そのうち「香港市場にある自分の会社の株は値上がり確実だから大きく投資するつもりだ。
あなたもどうか?」と誘われるそうです。

その気になって買うと、「ちゃんと買ったか取引画面を見せてくれ」とせがまれるとのこと。

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お察しのとおり、その銘柄はそこがスッ高値となってあとは下がるばかりとか。

どうやら日本の投資家を「リモート操作」して、
出来高が少ない香港の銘柄を買い上げる相場操縦のようです。

損をした日本の投資家から見れば「カネをだまし取られた」とも見ることができます。

取引画面を確認するのは「ちゃんと買わせた」ことの確認と、
報酬をもらう証明になるからと言われています。

日本のネット証券を使わせるところが巧妙ですね。

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私はこのような手口で騙された人を笑う気にはなれません。

むしろそのような情報を知らせていただいて、感謝しています。

ただし投資詐欺には大昔からパターンがあり、ほとんどはそれに沿ったものです。

技術が進歩した現代では、
それがワールドワイドに効率よく行われるようになっただけなのです。

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「投資詐欺を見破るコツ」は折に触れて書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。

(終)

投資レポート「DEEP INSIDE」2021年06月号

・崩れそうで崩れないゴルディロックス

目次
1.    概要    4
2.    2021年05月は景気回復期待でバリュー株や新興国株上昇    4
3.    テーパリング(量的緩和縮小)観測の中でも米株上昇続く    6
4.    「ウッドショック」と「モノのインフレ」    8
5.    先進国が警戒すべき「賃金インフレ」    11
6.    「崩れそうで崩れないゴルディロックス」はドットコムバブル期と同じ構造    15
7.    紛れてきた「本流」と「逆流」    17
8.    ゆっくり進むリバーサル    19
9.    バリュー対グロースも難解な局面    22
10.    モメンタム投資はまちまち。仮想通貨への締め付け強まる。    24
11.    米国だけでなく各国の企業業績が加速    26
12.    FAAMGはやはり上値重い    31
13.    李克強指数は悪くないがデフレ瀬戸際の中国    33
14.    人民元高が効き始めてからが本番    39
15.    イスラエル叩きの背後に中国の影    42
16.    まとめ:崩れそうで崩れないゴルディロックス    46
17.    先月(2021年05月)の市況とパフォーマンス    50
18.    【再掲】投資戦略アップデート(週末)メール    55
19.    【再掲】投資戦略アップデート(大統領選)メール    89

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