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週末だけのグローバル投資コラム

対抗関税の損得勘定 (6)「見えていた地雷」トルコリラ爆裂!

2019/01/28

ずっと下げ続けてきたトルコリラが、一日で2割も暴落しました。

スワップ狙いで買っていた投資家たちが阿鼻叫喚に陥っています。

トルコ向けの貸し付けがデフォルトするのではないかとの連想で金融株も下げました。

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しかしこれは「ずっと以前から見えていた地雷」。

地政学を知らなくても、トルコリラのチャートを見ているだけでも回避できたはず。

弊社はレポート・メール・ビデオ等で何度も警告していたので、何も驚きません。

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弊社は先月の会員レポート(DeepInside2018年7月号)で

「『逆トルコ革命』をやってしまったトルコリラや、
ジンバブエと同じ轍を踏もうとする南アフリカランドなどにも注目しています。」

と書きました。

気になるチャート20180720では

「次回の会員レポートでは、注目度が小さいが火薬庫となりえる新興国について書く予定」
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51253771.html

と宣言しました。

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今週リリースしたDeepInside 2018年08月号では予告通りに、

「他に注目すべき火薬庫(韓国・トルコ・南アフリカ)」

と注意を喚起しました。

ただ今月のレポートは様々な内容を詰め込んだため、
トルコに対する踏み込みが相対的に浅くなってしまったことが悔やまれます。

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DeepInside 2018年08月号「本流に順張り、貿易戦争に逆張り」

9.    他に注目すべき火薬庫(韓国・トルコ・南アフリカ)    20 ←この部分です
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トルコが危機に陥るであろうことは、地政学上の必然です。

2016年のクーデター未遂事件からヤバイと書いていましたが、
「いよいよ隠せなくなって来たか」という感じ。

その時はピンと来なかった人も、
今になって読み返してみれば「なるほど」と思えるかもしれません。

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オバマ政権の大失態。「逆トルコ革命」で世界は大混乱へ
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51212421.html
2016年07月20日11:20
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トルコ軍のクーデター失敗で、市場は落ち着きを取り戻しました。

短期的にはリスクが減ったように見えます。

しかし長期的にはアメリカの国益を大きく損ない、
欧州や中東を不安定化させるでしょう。

「トルコを失う」ことで、オバマ政権の失態リストに新たな1ページが加わりました。

さらにそれだけでは済まない、大混乱の序幕のように思えます。(以下略)

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トランプ政権は、トルコという「失った地政学上のキーストーン」を
米国陣営に取り戻そうとしています。

ここは欧州とアジア、キリスト教とイスラム教、黒海と地中海を結ぶ陸海の要衝。

しかしエルドアン大統領はロシア航空機撃墜(2015年11月)をきっかけに
プーチン大統領に屈服し、「あちら側」へ行ってしまいました。

これは「スルタンがツァーリに跪いた」と表現されたりします。

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その責任は、オバマ政権にあると思います。

オバマ政権は「アラブの春」で親米政権まで潰して中東の安定をぶちし壊し、
他の同盟国まで疑心暗鬼にさせました。

シリアのアサド政権に嫌がらせをするため、
イスラム国(IS)の勢力拡大を座視しました。

「ロシアのほうが頼りになる」という判断は当時としては妥当であり、
そちらに流れても致し方ない部分がありました。

しかしトルコほどの重要な同盟国を失ったことの痛さに気付かないほど、
オバマ政権は外交音痴だったのです。

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トランプ政権はトルコで拘束されている米国人牧師の解放を求め、
トルコから輸入する鉄鋼に50%の関税をかけるとしています。

しかし米国人牧師を解放したらそれで終わるはずもなく、
トルコを「こちら側」に引き戻すまで圧力は続きます。

表向きは通商問題に見えますが、実はこれも安全保障問題。

米中貿易戦争と同じ構図です。

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マスメディアは反米・反日・反自由主義が多いので、当然この動きを叩くでしょう。

ロシアや中国が他国に圧力をかけたり、利権を奪ってもスルーします。

しかし米国が同じことをすると「横暴だ」「話し合いで解決を」
「安倍首相にはトランプ大統領の暴走を止める責任がある」などと騒ぎます。

せっかくトルコを米国側から寝返らせたのに、元の鞘に収まってしまっては困るからです。

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米金利上昇によってただでさえ苦境に陥っている新興国。

中でも反米国家に近い国ほど貿易や金融で締め上げられ、
連鎖的に「飛んで」しまう可能性が高いです。

弊社はトルコ以外の国についても継続的にフォローし、投資の是非を判断して行きます。

(終)

いま世界で何が起きているのか?

根底にある流れを確認するには?

すでに知っているあなたも、これから勉強するあなたも、

弊社会員レポートやメール等で「答え合わせ」するのが近道です!

会員レポートDeepInside 2018年08月号「本流に順張り、貿易戦争に逆張り」

1.    7月は最後の数日だけ逆流    2
2.    米企業は2割超増益    4
3.    業績スローダウンでも米株が上げ続ける理由    6
4.    根強い本流トレンド    8
5.    日銀の変わる金融政策、変わらぬ消費税引き上げ援護    12
6.    2018年度米国防権限法の衝撃    16
7.    打ち砕かれた「ひとつの中国」    18
8.    米国で広がる「左翼に関わるな」    18
9.    他に注目すべき火薬庫(韓国・トルコ・南アフリカ)    20
10.    まとめ:本流に順張り、貿易戦争に逆張り    21
・先月(2018年07月)のパフォーマンスレビュー    26

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投資戦略動画(公開用)20180810
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51254382.html

A3インクジェット複合機(プリンタ・スキャナ)比較
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51254319.html

パフォーマンス 2018年07月
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51254307.html

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