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週末だけのグローバル投資コラム

トランプ裁判、 さらに悪どい手口で有罪に。そもそも口止め料と2016選挙関係ないじゃん。WSJ「法的創作力」「訴訟で政敵倒す前例」。

ほぼ同じ内容の動画はこちら ↓↓↓

2024年05月31日20:01
投資戦略動画(公開用)20240531 トランプ裁判、 さらに悪どい手口で有罪に。そもそも口止め料と2016選挙関係ないじゃん。WSJ「法的創作力」「訴訟で政敵倒す前例」。
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51289619.html

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【公開用アップデート概略】
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1. トランプ裁判、 さらに悪どい手口で有罪に
2. そもそも口止め料と2016選挙関係ないじゃん
3. WSJ「法的創作力」「訴訟で政敵倒す前例」

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関連リンク
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カナダ人ニュース20240530 トランプ大統領有罪評決の今後は?  
https://youtu.be/tHoFGyfMRL8

カナダ人ニュース20240526 民主党による裁判介入が始まった…?
https://www.youtube.com/watch?v=lRq4EumRdoM

【WSJ社説】トランプ氏の有罪評決で揺らぐ米国 新たな政治不安の時代が始まる
2024年5月31日 13:33 JST
https://jp.wsj.com/articles/a-guilty-verdict-for-trump-and-its-consequences-for-the-country-9d3e1ec5

トランプ氏がバイデン氏を16ポイントリード
https://www.realclearpolling.com/betting-odds/2024/president

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【1. トランプ裁判、 さらに悪どい手口で有罪に】

トランプ氏の口止め裁判で有罪評決が出ました。

それで左派やマスメディアは狂喜乱舞しています。

ロシアゲートでっち上げでも1月6日委員会でもできなかった
「有罪レッテル」を、ようやく貼ることができました。

日本語報道でもごく表面的な情報で「大統領経験者で初」と大喜びしています。

しかし米国ではかなり風向きが違うようで、
「トランプ支持率は落ちない」「むしろ上がる」という観測まで出ています。

【2. そもそも口止め料と2016選挙関係ないじゃん】

そもそもの論調として「訴訟を起こすべきではなかった」
というものが増えているのです。

「何の罪を隠そうとした重罪なのか」をずっと示さなかったブラッグ検察官が、
裁判近くになってひねり出した理由は

「トランプは選挙に影響を与えるため口止め料を払った」

というものでした。

しかし時系列を見ると、

(1)2016年10月27日マイケル・コーエン氏が
ストーミー・ダニエルズ氏に口止め料を払った
(2)仮にそのことを選挙収支報告書に乗せるとすれば12月08日
(3)しかしそのひと月前の11月08日に選挙は終わっている

仮に口止め料を選挙費用として計上したとしても、
それが公になるのは選挙の1か月後だったのです。

「タイミング的に口止め料と2016選挙は関係なかった」ということです。

しかしそれを証言しようとした元FEC(連邦選挙委員会)
ブラッド・スミス氏が話をすることを、メルシャン判事は許しませんでした。

実は数日前までこの裁判は「ミストライアル」になるのではないかと思われました。

なぜなら通常、
陪審員制度は罪状を示して全会一致でないと有罪にならないからです。

しかし今回の裁判官は
「前提となる犯罪がそれぞれの陪審員で一致しなくても有罪にできる」
という手法を新たに生み出しました。

たとえば

ある裁判官は「連邦選挙法(A)で有罪(他は無罪)」
別の裁判官は「記録の改竄(B)で有罪(他は無罪)」
また別の裁判官は「税犯罪 (C)で有罪(他は無罪)」

だったとします。

通常は(A) (B) (C) ともに全会一致ではないので無罪になります。

しかし今回は罪状が不明確なまま、
(A) または(B)または (C)で有罪判決を出したとのことなのです。

またリッテンハウス裁判のように陪審員が特定できる情報を
マスメディアに流し、「有罪にするんだぞ」と圧力をかけ続けました。

【3. WSJ「法的創作力」「訴訟で政敵倒す前例」】

この裁判の結末を、WSJ社説が丁寧な言葉でボロクソに批判しています。

「検事の「法的創作力」を、控訴審の判事は容認しないかもしれない。」
→つまり法律に従うのではなく、勝手に法律を作り出したと言っている。

「訴訟で政敵を倒す前例が、今回の有罪評決によってつくられた」
→政治目的の訴訟であることは明らかで悪い前例になると言っている。

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【WSJ社説】トランプ氏の有罪評決で揺らぐ米国 新たな政治不安の時代が始まる
2024年5月31日 13:33 JST
https://jp.wsj.com/articles/a-guilty-verdict-for-trump-and-its-consequences-for-the-country-9d3e1ec5
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「しかし通常なら、検察官はこのような起訴を行わなかっただろう。
選挙で選ばれた民主党員であるブラッグ検事は、
トランプ氏と対決する用意がある人物として立候補した。」
(略)
トランプ氏は2016年の大統領選での当選を図るための違法な共謀を隠すために、
2017年に業務記録を改ざんしたのか。
その違法な手段に2017年のコーエン氏の納税申告書の虚偽情報が含まれるのか。
(略)
トランプ氏を当選させるための違法な陰謀を助ける、
ないし、隠すために同氏が業務記録を改ざんしたことは
有罪だとの見方で陪審員全員が一致している限り、
どの「違法手段」の説に説得力があるかという点で全員の意見が
一致しなくても良いと陪審団が指示を受けていたことだ。
トランプ氏は控訴した場合、恐らくこの点を取り上げるだろう。
ダニエルズ氏への支払いが選挙費用に当たらないとトランプ氏が
主張するのもほぼ確実とみられる。
この点については、連邦選挙委員会(FEC)の元委員長、
ブラッド・スミス氏もずっと主張している。
(略)
フアン・マーチャン判事は、ブラッグ検事の法的創作力を許容したが、
控訴審の判事はそれを容認しないかもしれない。
トランプ氏が大統領選で敗北し、
その後の控訴審で無罪となったらどんな事態が起きるだろうか。
(略)
 いかにあいまいな根拠によるものであっても、
訴訟を利用して大統領経験者を含む政敵を倒そうとする行為の前例が、
今回の有罪評決によってつくられた。

(略)
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この社説を書いた人も、たぶん呆れていることでしょう。

この期に及んで気付かない米国人はよっぽどの人たちだと思います。

さて、
この評決が出る直前の支持率では51.8対35.8でトランプ氏が16%ポイントリード。

しかしこれでようやく五分と考えるべきでしょう。

なぜならば他の候補はすべて左派なので、
それを合わせると51.8対48.2になるだろうからです。

今回の評決を受けてこの差は縮小、
あるいは逆転するのではないかと思います。

数か月前まで、無党派の7割が「有罪ならトランプ支持しない」
という話が出ていました。

しかし私は「ほんとかな」と思いました。

無党派層は決して政治に関心がないわけではなく、
関心を持ったうえで無党派であるからです(私もそうです)。

おそらくその報道は「絶対に有罪にしろという命令」が上からなされ、
「次の作戦」のためにばら撒かれたプロパガンダだったのでしょう。

それが今では「有罪でも支持は下がらない」「むしろ支持率上がる」
と言われているらしいです。

私はこれも疑問で、「ほんまかいな」と思ってしまいます。

やはり少しは下がるのではないでしょうか。

もし一連の裁判のヤバさが理解されているのであれば、
04月に一時的にでも逆転されなかっただろうからです。

さらに米民主党は「人気がなくても勝てる方法」を何重にも準備しているので、
支持率が高いから勝てるというものではありません(例:1000万不法移民票)。

米民主党は当然、この有罪評決を選挙に利用します。

すでに有罪評決が出ることを見越して声明を用意していたようです。

「やっぱ選挙のための訴訟じゃねえか!」と思います。

そして裁判の経緯や内容を知られては困るので、
検閲・弾圧はさらに激化するはず。

詳しく知られると他の裁判や「陰謀論」まで疑われるので、
それは絶対に避けなくてはなりません。

今もっとも注意しなくてはならない「次の作戦」は物理攻撃です。

トランプ氏は控訴しておそらく無罪になるので、
「とにかく有罪評決を出させて犯罪者のレッテルを貼る」ことが大切でした。

そしてメルシャン判事は、トランプ氏を拘留したがっています。

そして拘留した場合、
シークレットサービスの警備を外す法案を民主党議員が提出しました。

拘留してしまえば食べ物や飲み物に何を与えるか自由です。

エプスタイン氏が獄中自〇したときのように、
監視員が「偶然」席を外していたり、
監視カメラが「偶然」止まっている状況も作れます。

ロシアゲートでっち上げや、
1月6日委員会をやってまで罪を被せられなかったトランプ氏が
返り咲くのは「ある種の人々」にとって悪夢なのです。

彼らはトランプ氏に犯罪者のレッテルを貼ったまま、
みなが忘れ去ることを望んでいるでしょう。

(終)

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2024年05月25日09:00
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