トランプ大統領の可能性アリ (1)構造は英国EU離脱(Brexit)や東京都知事選と同じ
2019/01/28
米大統領選が近づいてきました。
一時は民主党ヒラリー氏が共和党トランプ氏を大きくリードし、
大勢は決まったかのように報道されていました。
しかしヒラリー氏が国務長官時代に
個人のメールサーバを使っていた疑惑からFBIが捜査を再開。
調査によってはトランプ氏が激しく追い上げ、混沌としています。
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弊社は、トランプ氏が米大統領になる可能性は五分五分以上にあると考えています。
理由は「トランプ人気の根底にはマスメディアや既得権への不信感がある」から。
米メディアや政治家たちが反トランプでヒラリー氏を応援しても、
投票する人々は別の考えを持っているでしょう。
「ヒラリー優勢」と叫ぶ人々は、民意からかけ離れている可能性があります。
トランプ旋風の構造は、英国のEU離脱(Brexit)や東京都知事選と同じなのです。
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英国のEU離脱投票では、
離脱反対派の議員が殺されても人々は投票行動を変えませんでした。
東京都知事選では、
メディアや政党が鳥越氏や増田氏を必死に応援しても小池氏に瞬殺されました。
マスメディアや政治村の人々が世論を誘導しようとしても、
人々はそれを見抜いて笑っています。
すっかり手口を見透かされてしまい、信用してもらっていないのです。
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トランプ氏は過激だ、セクハラだ、差別だと攻撃されて来ました。
現実の世界でトランプ支持を言えば、その人も攻撃されるのでしょう。
しかしそれでも人々は、
メディアや既存の政治家に騙されるよりはマシだと考えています。
トランプ氏にいくらスキャンダルが巻き起こっても、
彼らは投票行動を変えないのです。
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一方、ヒラリー氏は実績のあるだけに脆弱です。
スキャンダルや健康問題が出るたびに、支持が揺らぎます。
ヒラリー氏は全てをうまくやって当たり前。
少しでも傷が見つかれば、
経験も実績もないトランプ氏に傾いてしまうのです。
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トランプ氏が大統領になっても、それほど悪くないのではないかと私は考えます。
しかし仮にそうなったとすれば、短期的に市場は大混乱するでしょう。
手腕が読めるヒラリー氏なら安心ですが、トランプ氏は未知数だからです。
少なくともBrexitのときぐらいの混乱はあると予想します。
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ワイルドインベスターズ株式会社