対抗関税の損得勘定 (7)やはり来た。トルコの次は南アフリカ
2019/01/28
やはり、トルコの次は南アフリカランドが急落しました。
これも弊社予想通りで、このブログ読者で驚く人は少ないと思います。
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ここで重要なのは、予測を「当てた」ことではありません。
その結論に至った国際金融情勢に対する「考え方の枠組み」と、
これから先どうなるかの「大局観」が大切なのです。
さらにその前の「情報収集」の段階で、
誰かが流す宣伝や世論誘導に引っかかっていては話になりません。
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今のマスメディアは特定勢力に加担しているところが多いためか、
宣伝や世論誘導が多くなっています。
だからトランプ氏が大統領になることや
英国EU離脱(Brexit)も予測できませんでした。
弊社はそのあたりの潮流の変化も読み取り、投資に生かしています。
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トランプ氏が米大統領になる可能性は五分五分以上にあると考えています。
理由は「トランプ人気の根底にはマスメディアや既得権への不信感がある」から。
米メディアや政治家たちが反トランプでヒラリー氏を応援しても、
投票する人々は別の考えを持っているでしょう。
「ヒラリー優勢」と叫ぶ人々は、民意からかけ離れている可能性があります。
トランプ大統領の可能性アリ (1)構造は英国EU離脱(Brexit)や東京都知事選と同じ
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51217945.html
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弊社はむしろトランプ氏有利と考えています
トランプ大統領の可能性アリ (2)「それでもヒラリー有利」の世論を利用する
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51218371.html
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英国のEU離脱(Brexit)の可能性は半々と考えます。
「残留は確定的」と安心することなく、万一の事態に備えてください。
統一欧州の夢と現実 (1)英国EU離脱(Brexit)は移民問題
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51210965.html
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さて、昨年末に南アフリカが「白人資産接収→貧しい黒人に分配」
という政策を打ち出したときには驚きました。
これはまさに隣国ジンバブエが採用し、
歴史に残る国家破綻そしてハイパーインフレを起こす原因となったからです。
弊社はこの時点で会員さんに「なぜヤバいのか」を解説しています。
ブログでもごく簡単にですが、警告を出しています。
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南アフリカの白人資産接収は危険なサイン。
今後も注視したい。
気になるチャート20171222
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51243175.html
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しかしその後ランドが上昇を続けたため、困惑しました。
南アランドはいったん上がって買いを誘ったかもしれず、
投資家の被害は大きいかもしれません。
トルコリラはずっと下げ続けていたので、その意味では良心的でした。
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悪いニュースがすぐ織り込まれるとは限りません。
ただこれは投資にはよくあることで、
世間に認知されるのは何年後・何十年後になる場合もあります。
実際、弊社が書いたものを後になって読み返すとかなり良く「当たって」います。
しかし投資タイミングとしては早すぎたりして、大損することもしばしばです。
特に「読み」の確信が強い時にそうなりやすいため、
「世間の認識とのズレ」や「市場の織り込み具合」に注意しておかなくてはなりません。
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弊社は以前から「新興国は連鎖危機に陥る」と書いていました。
そして「いずれ欧州金融・欧州ソブリン・中国などの大火薬庫へと連鎖する」
可能性が非常に高いです。
究極的には「信用収縮の波を米国がどの程度かぶるのか」
に注意しておかなければなりません。
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ただ、そこまでの過程は一本道ではありません。
強烈に踏み上げられたり、逆落としを食らったりするでしょう。
レバレッジを適切なレベルに保ち、
ボラティリティに吹き飛ばされぬようリスクをコントロールします。
(終)
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1. 7月は最後の数日だけ逆流 2
2. 米企業は2割超増益 4
3. 業績スローダウンでも米株が上げ続ける理由 6
4. 根強い本流トレンド 8
5. 日銀の変わる金融政策、変わらぬ消費税引き上げ援護 12
6. 2018年度米国防権限法の衝撃 16
7. 打ち砕かれた「ひとつの中国」 18
8. 米国で広がる「左翼に関わるな」 18
9. 他に注目すべき火薬庫(韓国・トルコ・南アフリカ) 20
10. まとめ:本流に順張り、貿易戦争に逆張り 21
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気になるチャート20180817 やはり来た。トルコの次は南アフリカ
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