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週末だけのグローバル投資コラム

「いわゆる右派」躍進で動く欧州政治。マクロン仏大統領、解散総選挙で自爆か。国益重視のナショナリストは標的にされやすい。

ほぼ同じ内容の動画はこちら ↓↓↓

2024年06月20日22:57
投資戦略動画(公開用)20240620 「いわゆる右派」躍進で動く欧州政治。マクロン仏大統領、解散総選挙で自爆か。国益重視のナショナリストは標的にされやすい。
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51289839.html

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【公開用アップデート概略】
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1. 「いわゆる右派」躍進で動く欧州政治
2. マクロン仏大統領、解散総選挙で自爆か
3. 国益重視のナショナリストは標的にされやすい

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関連リンク
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フランス、1997年以来の下院解散−極右躍進阻止へ大統領が大きな賭け
2024年6月10日 4:39 JST 更新日時 2024年6月10日 10:41 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-09/SETV3SDWRGG000

ドイツでも右派躍進、与党大敗 AfD2位、最大野党が首位
9日、ベルリンで、欧州議会選の暫定結果を受け喜ぶ「ドイツのための選択肢(AfD)」関係者(ゲッティ=共同)
2024年06月10日 09時08分共同通信
https://www.47news.jp/11038073.html

ベルギー首相が辞意、国政選挙・欧州議会選の惨敗受け
2024.06.10 Mon posted at 10:59 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35219893.html

カナダ人ニュース 2024/06/11
6.10 EU議会選挙の影響は?メキシコ大統領選挙の影響は?
https://youtu.be/YMr747jYhw0

フランス、極右勢力抑える安全装置が崩壊か−ルペン氏が支持者獲得
2024年6月17日 13:26 JST 更新日時 2024年6月17日 20:31 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-17/SF7DLBT0AFB400?srnd=cojp-v2

2022年07月05日21:30
セミナー動画「参院選2022 遊べる選挙で諸派台頭」20220705
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51282242.html

仏政界深まる混乱、野党が党首除名 世論調査は極右優位
2024年6月13日 6:19 (2024年6月13日 7:54更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR12EWC0S4A610C2000000/

Betting Odds - 2024 U.S. President
https://www.realclearpolling.com/betting-odds/2024/president

フランス全土で極右政党の国民連合に対する抗議デモ
2024年6月17日午前 8:24 GMT+9
https://jp.reuters.com/economy/ZOWOFTUBUZO2BIALBMR57D2C34-2024-06-16/

仏 デモ隊が打ち上げ花火で警察隊に応戦 国民議会の解散以降デモや衝突続く
[2024/06/15 19:15] https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000354667.html

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【1. 「いわゆる右派」躍進で動く欧州政治】

06月09日に終わったEU議会選挙は「いわゆる右派」が大躍進し、
欧州に大激震が走りました。

フランスではルペン氏率いる国民連合(RN)が32%と躍進。

対照的にマクロン大統領率いる与党連合は15%に落ち込みました。

イタリアではメローニ首相率いる右派政党「イタリアの同胞(FDI)」が、
議席数を前回の6%から27−31%に伸ばしました。

ドイツでは保守野党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が30.2%で大勝。

あれほど叩かれた「ドイツのための選択肢(AfD)」は
それに次ぐ15.9%と躍進しました。

ショルツ独首相の社会民主党(SPD)や緑の党は大敗。

ベルギー首相も大敗を受けて辞意を表明しています。

【2. マクロン仏大統領、解散総選挙で自爆か】

大敗したマクロン仏大統領はすぐさま、
「右翼を抑え込む」と宣言して1997年以来の解散総選挙を宣言。

しかしこれは「自爆」のような気がします。

通常彼らは、選挙を急ぎません。

カナダのトルドー首相もすでに死に体ですが、
マスメディアやポリコレ勢力の支援を受けて最後まで粘るつもりです。

そのうち「偶然」、1月6日事件のようなことが起きれば政権を
維持できると期待しているからです。

ポリコレ左派はたとえ失態を犯しても、
マスメディアやポリコレ仲間が偽情報を流しているうちに、みな忘れたり、
記憶を書き換えることができます。

例えば米国のバイデン民主党は、南部国境を開放し
「国境危機など存在しない」と言っていました。

しかし治安悪化や費用が増大すると、
「国境危機はトランプのせいだ!」と言い始めました。

日本では
「民主党時代に日本経済は絶好調だったのに、アベノミクスで崩壊した」
としつこく書き込む人々が居ます。

知っている人から見れば、それは真逆なので相手をする気にもなりません。

しかし知らない人がそれを聞けば、
「そうだったのか!トランプや安倍は最低だな」
と信じてしまうことでしょう。

ところが今回はマクロン氏がいきなり解散総選挙に踏み切ったため、
ポリコレ左派の工作が追いつかないのです。

マクロン氏はもともと、フランスを復活させようとするルペン氏が
大統領になるのを阻止するために選ばれた「人形」でした。

立場としては「米国をまた偉大にする(MAGA)」トランプ氏を阻止のために、
米大統領にしてもらってバイデン氏と同じです。

ポリコレ左派の必勝パターンははっきりしています。

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(1)ちょっと美形の候補者が
(2)誰も反対できない美辞麗句を並べ
(3)「一軍」のセレブ支援者が支持を表明し
(4)寄ってたかって対立候補をこき下ろせばだいたい当選できる
-------------

と考えています。

たとえその「人形」が無能だとバレても、
また次の「人気者の人形」を作り出して当選させます。

そのような茶番劇を繰り返す間に、
すさまじい勢いで自由と豊かさの基盤(特に言論の自由)を破壊しているのです。

その裏には共産(全体)主義者や犯罪組織が居て、
彼らにしてみれば裏で自分たちがその「人形劇」を操っていることが
バレなければ良いのです。

ところが今回、マクロン氏は選挙を急いだために窮地に陥ってしまいました。

左派連合を「調略」するまでの時間が約一週間と、あまりに短すぎたのです。

ルペン氏の国民連合が1番人気、左派連合が2番なのでマクロン氏の
「共和国前進」候補者は06月30日に敗退し上位2名による
決選投票(07月07日)に残れない可能性が高いです。

決選投票では「穏健な」ルペンRNが勝つ可能性が高く、
マクロン氏にとって最悪の結果となります。

国民連合も左派連合も反EUであることを考えると、要するに

「グローバリストが見限られてナショナリストが期待されている」

と言えるでしょう。

フランスのような決選投票方式は、一般的に穏健派を有利にします。

フランス革命後は相対的左翼が相対的右翼(保守勢力)を
ブッ〇しながらどんどん左傾化し、山岳派の自滅でようやく止まりました。

その反省から、極端に走ることを防ぐための仕組みを採用したのでしょう。

マクロン大統領やそのシンパはこれまで、
マリーヌ・ルペン氏を「極右」と呼ぶことで中道ポジションを手に入れてきました。

中道に近いイメージがあれば、
決選投票では右翼嫌いの左翼から票を集め勝つことができるからです。

しかし娘ルペン氏は父ルペン氏と違い、
ずっと以前から保守と言って良い人物です。

マクロン大統領はルペン氏を引きずり落とそうと夢中になる余り、
左派連合に足元を掬われてしまうのかもしれません。

私はこうなることを、2年前の動画セミナー「参院選2022 遊べる選挙で諸派台頭」20220705で予言していました。

その時の選挙は政権選択選挙ではないので「遊ぶ」余地があり、
新興の保守・右派政党は大した議席を得られないかもしれないが
得票が期待できると言いました。

左派の「票田」が細り、中道から右側の「商圏」が
ポッカリ空いていることに気付く人が増えるとも言いました。

そして今はバラバラな右派や新興勢力でも、
いずれ合同・連立する可能性があると言いました。

【3. 国益重視のナショナリストは標的にされやすい】

フランスの国内政治は風雲急を告げています。

「中道右派」と言われる共和党は、
ルペンRNとの協力を打ち出したシオティ党首を除名しました。

右派政党「再征服」も同じ理由でルペン氏の
姪マリオン・マレシャル氏を除名しました。

これらの政党は本当に右派なのか?と思います。

やってることがまるっきり極左だからです。

それを政策を比較しようと調査したのですが、
すぐには出て来ませんでした。

何かわかったらまた報告します。

もともとルペン氏やトランプ氏や安倍晋三氏など
国民重視のナショナリストは、極左やマスメディアから標的にされやすいです。

極左やマスメディアは敗戦革命論を信奉しており、
自国がボロボロになって国民が貧しくなるほど自分たちが
絶対権力を握れると期待するからです。

彼らはこれからもナショナリスト弾圧をやめないでしょう。

だからこそ、日本のメディアは相変わらずひどいミスリードを続けています。

フランスでは06月15日、パリで25万人が反右翼デモ行ったそうです。

一方でリヨンでは06月14日、「デモ隊が警官隊に打ち上げ花火を撃ったり、
ゴミ箱に火をつけて暴れた」と報道しています。

日本のマスメディアはその記事で
「火を付けて暴れたデモ隊は誰だったのか」を書いていません。

ただ「その日は右翼がデモをやる予定だった」と付記しています。

知らない人であれば「右翼が火を付けて暴れた」と思い込んでしまうでしょう。

しかしマスメディアがそのようにはっきり書いていない以上、
私は「反右翼が暴れた」と解釈します。

これは左派お得意の「自分の罪をなすりつけ」。

これからもトランプ氏やルペン氏の人気が上がるにつれ、
言いがかりや暴力が増えるはずです。

それでも知っている人」は着々と増えているようで、
トランプ氏のバイデン氏に対する賭けリードは
過去最大の19ポイントにまで拡大しました。

(終)

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2024年06月14日17:54
投資戦略動画(公開用)20240614 「バイデン無敵シールド」に綻び。反トランプ世論調査にも異変。金融業界、ポリコレのヤバさに気付いたか。
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51289746.html

2024年06月10日08:00
【週末だけのグローバル投資】「一生一緒にエヌビディア」は暴落フラグか。PER40倍は考え方によっては安い。「9月だけ避けよ」という米株長期データ。
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51289713.html

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