ほぼ満点だった岸田首相訪米。自由主義陣営は価値観共有が特に大事。米国の「自由と民主主義」が疑われている。
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2024年04月12日23:04
投資戦略動画(公開用)20240412 ほぼ満点だった岸田首相訪米。
自由主義陣営は価値観共有が特に大事。米国の「自由と民主主義」が疑われている
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51289132.html
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【公開用アップデート概略】
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1. ほぼ満点だった岸田首相訪米
2. 自由主義陣営は価値観共有が特に大事
3. 米国の「自由と民主主義」が疑われている
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関連リンク
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岸田首相 米議会で演説 “国際秩序守るため大きな責任担う”
2024年4月12日 16時50分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240411/k10014419741000.html
【速報】岸田首相スピーチでジョーク連発に笑いと拍手「誰が主賓なのかと…」豪華ゲスト出席の晩餐会で日米の絆を強調
2024年4月11日 木曜 午前10:05
https://www.fnn.jp/articles/-/683979
バイデン氏「日米同盟は全世界の道標」尖閣は安保条約5条対象と明言
2024/4/11 03:42(最終更新 4/11 11:57)
https://mainichi.jp/articles/20240411/k00/00m/030/025000c
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【1. ほぼ満点だった岸田首相訪米】
岸田首相の訪米は、私が期待した以上に良かったです。
細かいツッコミどころはあるものの、
ほぼ満点の出来だったのではないかと思います。
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(1)疲弊し自信を失っている米国民に対し、「一緒に力になるぞ」と議会演説
(2)ジョークでパーティ参加者を笑わせ「先進国の価値観を共有」
(3)尖閣が米国による対日防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の
適用対象だと改めて明言してもらった
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特に良かったのは議会での演説です。
「ほぼ独力で国際秩序を維持し、
孤独感や疲弊を感じているアメリカ国民に語りかけたい。
アメリカは助けもなくたったひとりで国際秩序を
守ることを強いられる理由はない」
日本はすでにアメリカと肩を組んでともに立ち上がっている。
アメリカはひとりではない。日本はアメリカとともにある」
これは世界で嫌われていることを自覚しつつある米国民の心に
「深く刺さった」のではないでしょうか。
安倍首相や麻生首相も名演説が残っていますが、
これもそのひとつに並べて良いのではないかと思います。
【2. 自由主義陣営は価値観共有が特に大事】
また岸田首相はパーティのスピーチでもジョークを連発し、
周囲を笑わせました。
これは非常に大事な「隠れたファインプレー」だと思います。
西洋文明ではジョークは知性と余裕の表れで、信用されやすいからです。
逆に独裁国家では権力者以外に冗談は許されません。
不用意な発言は一族の死に直結するからです。
だから独裁国家では、
権力者であっても意味のあることをほとんど言いません。
「誰も反対できないこと」「責任押し付け」ばかりで、
それをシンパたちが大絶賛するのがお約束になっています。
究極的に、「ともに戦えるか」は共有する価値観の度合いに比例します
たとえば
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(最強)なのは同一国内で、
価値観が利害が一致しており団結して戦いやすいです。
(強)い例は米英で、
彼らは兄弟国としてほとんどの場合で歩調を合わせてきました。
価値観がほぼ一致しておりお互いの繁栄が利益だと知っているからです。
(やや強)い例として日本は台湾を助ける理由があります。
海洋国家として価値観がかなり似ており、シーレーンという利害が一致するからです。
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逆に(弱)い例として、西側のウクライナ支援があります。
価値観の違いが大きいため、足並みが揃わないのです。
「ソ連の内輪揉めだろ」「援助物資が横流しされているかも」
「50兆円援助されて弾薬不足って意味不明」
などの意見が出てきて、相手を信じることができないのです。
これは裏を返せば「価値観で対立させれば相手は弱体化し戦えなくなる」
ということです。
特に先進国では、分断や対立を煽る工作が常態化しています。
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(最強だったのに)先進国内では分断や対立を煽られ、
団結して戦うことができなくなっています
(強かった)米英の絆は移民によって価値観が多様化し、
それぞれの国内ですら意見が一致しなくなっています。
イスラエルとパレスチナを巡る対立はその例です。
(やや強だったのに)日本・台湾それぞれの国内で分断工作が行われ、
お互いの国に向けて離間工作が行われています。
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今回の岸田首相訪米は成功だったと思います。
しかし先進国の状況は全般として悪化するばかりで、
好転したとは言えません。
【3. 米国の「自由と民主主義」が疑われている】
そしてなぜ米国民が「孤独感や疲弊を感じている」のかと言えば、
それは歴代政権の自業自得です。
岸田首相の演説にあったように、米国が「自由と民主主義を擁護した」
ことはある程度確かだと思います。
しかし同時に米国がそれと正反対の手段で、
政府転覆工作を各地で行っていることを知る人が増えてしまいました。
カラー革命(マイダン革命含む)やアラブの春で現地政権を
ひっくり返し続けていれば、嫌われて警戒されるのは当然なのです。
ましてやその弾圧を米国内でもやっているとなれば、
「各国の安定と繁栄を促した。」という部分に首をかしげてしまうのです。
岸田首相の演説は素晴らしかったと思います。
それでも現実を知っている人は米国に対し
「自由と民主主義を標榜するならまず自分がそれを守ってくれよ」
と冷ややかに見ているます。
しかし残念ながら、その兆候はまだ見て取れません。
(終)
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2024年04月06日08:00
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