ITバブル期との類似点 (4)日欧マイナス金利のツインターボ
2019/01/28
正直なところ、世界の景気は冴えません。
米国だけが好調で、あとは四苦八苦しています。
それでも株価が強いのは、
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1 日欧がマイナス金利でツインターボをかけているから
2 通貨が購買力平価で動く局面であり、ドル安トレンドだから
3 ドル安のおかげで資源国や新興国が助かり、信用リスクが改善しているから
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です。
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新興国の景気は改善していません。
たとえば世界第7位の海運大手、韓進海運が破綻しました。
保険にも入れず、港に入れてもらえず、
積み荷は船に積まれたまま「海に浮いて」いるそうです。
その会社や韓国政府は大変ですが、
積み荷を受け取れなかったり資金が回収できない人も大変です。
しかし韓国株や新興国株は上がり続けているのです。
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今のところ、市場が崩れる気配はありません。
それでもいつかは、新興国危機や欧州危機がやってくるでしょう
今はFRBが金利引き締めを始めた1994年に似ているのかもしれません。
もしそうなら米国株は、途中の危機を乗り越えることでしょう。
そして5年以上かけて、バブルの坂を登り続ける可能性があります。
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ワイルドインベスターズ株式会社