中国新型コロナウィルスの衝撃 (10)ウイルスとの戦争始まる。まず「生き残り優先」でリスクを落とす。
この記事は、
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投資戦略アップデート(20200312)[特別] ウイルスとの戦争始まる。まず「生き残り優先」でリスクを落とす。しかし株式市場は不滅。ライフスタイルの変化にチャンスあり。
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の公共性が高いと判断し、一部を公開するものです。
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ただいま2020年03月12日(木) 18:56です。
各国で感染者数と死者数が加速して来ました。
おおまかな背景や考え方は
DEEP INSIDE 2020年03月号 「イタリア決壊で信用収縮の気配」
で述べましたので、投資戦略をアップデートします。
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投資戦略20200312骨子
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1. ウイルスとの戦争が始まった
2.まずは生き残り優先でリスクを落とす
3. しかし人類が持つ技術によって克服は十分可能。1-2年ぐらいかかると想定。
4. 株式市場は不滅。ライフスタイルが大きく変わり、そこに利益がある。
5. 米国独走。EU崩壊。中国暴走。日本は悪くない立ち位置。
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1. ウイルスとの戦争が始まった
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3月11日の武漢肺炎、国別のデータを再掲します。
[国別] 数値ソースhttps://www.worldometers.info/coronavirus/coronavirus-cases/
対数グラフはグラフ上に「linear logarithmic」の選択がありますから、
右側を押してください。
感染数 感染増 死者 死者増
80796 18 3169 11 China
12462 2313 827 196 Italy
9000 958 354 63 Iran
7755 242 60 0 S. Korea
2281 497 48 15 France
2277 582 55 19 Spain
1908 343 3 1 Germany
1300 306 38 8 USA
696 0 7 0 Diamond Princess
652 155 4 1 Switzerland
639 52 15 3 Japan
629 229 0 0 Norway
514 252 0 0 Denmark
感染者および死者が加速しているのは「伊西仏独などEU」と「イラン」。
イタリアは医療崩壊とトリアージが続く限り厳しそうです。
フランスとスペインの「感染者2,000死者50」という数字は、
ちょうど10日前(3月2日)のイタリアと同じ。
もし両国がイタリアと状態になるのであれば、考えるだけで恐ろしい状態となります。
そして千人当たり病床数はイタリアの3.4に対し、
スペインが3.0でフランスが6.3(2013年)。
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=52143&pno=2?site=nli
百万人あたり病院数もイタリアよりスペインは少なく、フランスは多いです。
同じように感染者数が伸びたら、スペインのほうが先に医療崩壊を起こす可能性が高いです。
ポルトガル・イタリア・アイルランド・ギリシャと一緒にPIIGSと呼ばれて
債務削減を迫られたツケが、このような部分に出ているのでしょう。
それと比較すればフランス、そしてドイツの医療キャパシティには少し余裕があります。
ただしスペインのほうが気候が暖かそうなので、その分はプラスに働くでしょう。
「暖かくなれば良くなるという楽観論は捨てるべき」
という意見はごもっともです。
夏にインフルエンザが流行することもありますから、油断はできません。
しかし各国のデータを見ると、香港・シンガポール・タイ・インドネシアなどは
感染者の割に治癒者が多いのです。
あるいは感染者1人を出したクルーズ船「ウエステルダム」はカンボジアに入港し、
乗客は観光して帰りました。
ベトナムで封鎖されたビンフック省ソンロイ村の隔離も
2月13日から20日間で終了しています。
スペインのカナリア諸島テネリフェのホテルで隔離された1000人についても、
その後ニュースがありません。
やはり暖かい地域では、症状や感染拡大が抑えられるようなのです。
日本や米国は弱毒性のウイルスだったのか、欧州に比べるとはるかにマシ。
しかし欧州で強毒性ウイルスが広がり、
世界に拡散すれば同じような状況になるかもしれません。
我々も「少し後を追っているだけ」という認識が必要でしょう。
欧州で抑え込まれない限り、「今シーズンは逃げ切った」と言えないのです。
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2.まずは生き残り優先でリスクを落とす
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今の相場を動かしているのは漠然とした不安です。
そのようなときには下値のメドはありません。
おそらくとんでもないレベルにまで売り込まれて買い方が総投げし、
次にとんでもなく反発して売り方が踏まれるのでしょう。
ただしそれがいつ、どのタイミングで起こるのかはわかりません。
弊社戦略はヘッジが効いて傷が浅かっただけで、
ロングオンリーだったら大怪我していたはず。
こんなときはリスクを落とし、チャンスを待つのが得策と考えます。
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3. しかし人類が持つ技術によって克服は十分可能。1-2年ぐらいかかると想定。
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略
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4. 株式市場は不滅。ライフスタイルが大きく変わり、そこに利益がある。
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略
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5. 米国独走。EU崩壊。中国暴走。日本は悪くない立ち位置。
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略
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公開はここまでです。
全文は来月の会員レポート「DEEP INSIDE 2020年04月号」に再掲します。
(終)
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参考のためワイルドインベスターズ投資ブログをご覧ください。
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気になるチャート20200313 歴史的急落! 「信用収縮⇔円高」の構図が変わりつつあるか
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51267691.html
【週末だけのグローバル投資】会員さん用投資レポート2020年03月号リリース!「イタリア決壊で信用収縮の気配」
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51267663.html
中国新型肺炎(2019-nCoV)感染者対数グラフ 20200310時点
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51267650.html
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